前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
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■Sクリプトエ <5721> 118円 (+30円、+34.1%) ストップ高 エスクリプトエナジー <5721> [東証S]がストップ高。同社は7日、系統用蓄電池事業に関し、東京ガス <9531> [東証P]との間でアグリゲーター委託契約を締結すると発表。これを手掛かりとした買いが入ったようだ。山口県周南市での「SCE長州周南蓄電所」の建設工事を着工することにあわせての契約締結となる。契約に基づき東ガスが提供する運用最適化システムを活用し、日本卸電力取引所(JEPX)など各市場において最適な充放電制御を行うことで、事業収益の最大化を図る。 ■グローバル社 <3271> 1,275円 (+270円、+26.9%) THEグローバル社 <3271> [東証S]が急反騰。6日取引終了後、大東建託 <1878> [東証P]から非公開化を目的とするTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格は1株1280円。これにサヤ寄せする格好となった。大東建はグローバル社の親会社であるSBIホールディングス <8473> [東証P]以外の持ち分を取得し非公開化した上で、最終的に各種手続きを経てグローバル社を完全子会社化する。買い付け予定数は1360万924株(下限416万5600株、上限設定なし)、買い付け期間は4月7日~5月22日。TOB成立後にグローバル社株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は6日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。 ■VNX <4422> 741円 (+100円、+15.6%) ストップ高 VALUENEX <4422> [東証G]がストップ高。独自開発のアルゴリズムを基盤としたビッグデータ解析を展開するが、官庁や民間大手企業からの大型受注獲得が続き、足もとで業績回復期待が高まっている。特に 防衛関連案件が同社収益に貢献しており、1月末には防衛省の航空自衛隊より公募された「イノベーション活動に必要な技術情報収集及び解析役務1式」を落札したことを開示している。3月26日に2022年12月以来約3年3ヵ月ぶりの高値である654円を形成後は調整局面にあったが、7日はこの因縁場を気配値のまま通過し、19年12月以来約6年3ヵ月ぶりの高値圏に浮上、防衛関連の新星として投資マネーの視線を釘付けにしたもようだ。 ■太洋物産 <9941> 1,113円 (+119円、+12.0%) 太洋物産 <9941> [東証S]が5日続急騰。波状的な買いが流入し、商い増勢のなか上昇トレンドに弾みがついてきた。中東情勢の不透明感が強まるなか、日本時間で8日朝の株取引が開始される午前9時がトランプ米大統領がイラン側に告示した軍事攻撃のタイムリミットと重なる。個別株も買いポジションを高めにくいが、原油高騰による世界的な物価上昇圧力が穀物市況にも影響を与えていることで、その関連銘柄に視線が向いた。市場では「小麦やトウモロコシなどの市況上昇が警戒されているが、中堅貿易商社で農畜産物を主力とする同社はマージンや在庫評価益の拡大に伴う収益押し上げ効果が見込まれ、思惑買いのターゲットとなったようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。同社が取り扱う農産物や食品の月次売上高も前年同月比で急増している状況にあり、これが投資資金の琴線に触れた格好となった。 ■サンエー <2659> 3,390円 (+285円、+9.2%) 東証プライムの上昇率2位。サンエー <2659> [東証P]が急反発。同社は7日午後3時、取得総数700万株(自己株式を除く発行済み株式総数の11.32%)、取得総額150億円を上限とする自社株買いの実施を発表。需給面での好影響を見込んだ買いが集まった。取得期間は8日から2027年2月26日まで。東証における市場買い付けで取得する。同時に27年2月期の業績予想も公表した。今期の売上高は前期比4.8%増の2572億7000万円、最終利益は同3.3%増の110億2500万円を見込む。また26年2月期の期末一括配当に関して、昨年9月に株式公開25周年を迎えたことに伴う記念配当25円を従来予想の100円に加え125円で決定した。今期の期末一括配当予想は110円とした。 ■インターメス <262A> 2,095円 (+123円、+6.2%) 東証プライムの上昇率3位。インターメスティック <262A> [東証P]が続急伸。6日の取引終了後、3月度の国内月次売上速報を発表した。Zoff事業の既存店売上高は前年同月比12.7%増と増収基調を維持しており、好感した買いが集まった。前月から始めた「創業25周年フェア」をはじめとする各種施策が奏功したほか、人気キャラクター「ちいかわ」とのコラボレーションアイテムが好調だった。なお、Zoff事業の全店売上高は同16.8%増だった。 ■GAテクノ <3491> 1,601円 (+77円、+5.1%) GA technologies <3491> [東証G]が急反発。6日取引終了後、金融商品取引業と投資助言・代理業を手掛けるエスピーシー証券(東京都中央区)の株式を取得し、完全子会社化すると発表した。取得価額は約50億円。GAテクノが持つ顧客基盤やテクノロジー活用力と、エスピーシーグループが持つ金融ライセンスやファンド運営ノウハウを融合させ、顧客に対してより多様で高付加価値な資産形成の選択肢を提供することを目指す。 ■アドヴァンG <7463> 989円 (+46円、+4.9%) アドヴァングループ <7463> [東証S]が大幅反発。6日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を185億円(前期比8.6%増)、営業利益を28億円(同25.4%増)と発表。配当予想は40円(前期は普通40円・特別60円の計100円)とした。良好な見通しを示したことが好感されたようだ。同時に発表した26年3月期決算は、売上高が170億3600万円(前の期比8.0%減)、営業利益が22億3200万円(同29.1%減)だった。仕入れコストの増加や建設現場における慢性的な技能者不足による施工体制への影響から、一部の大型案件で工期の遅延や着工のずれ込みが発生した。円安による為替予約評価益の計上で純利益段階ではプラスとなった。 ■ジャパニアス <9558> 2,215円 (+103円、+4.9%) ジャパニアス <9558> [東証G]が大幅続伸。6日の取引終了後、26年11月期第1四半期(25年12月-26年2月)の単独決算を発表した。売上高が31億5800万円(前年同期比11.4%増)、営業利益が2億4400万円(同10.4%増)だったとしており、業況を好感した買いが集まった。オンサイト型開発支援と受託開発のいずれも好調だった。AI技術の進化などを背景に先端ITの業務活用が加速するなか、IT人材に対する旺盛な需要が継続しているという。 ■JINSHD <3046> 5,610円 (+230円、+4.3%) 東証プライムの上昇率10位。ジンズホールディングス <3046> [東証P]が大幅高で5日続伸。6日の取引終了後、3月度の月次売上状況(速報)を発表した。国内アイウエアショップの既存店売上高は前年同月比7.6%増と38ヵ月連続の増収になっており、材料視した買いが集まった。季節商材の稼働が売り上げを牽引したほか、継続的な販促及び店舗における接客強化施策で顧客1人当たりの購買価格が向上した。なお、全店売上高は同11.0%増だった。 ■FIXER <5129> 447円 (+17円、+4.0%) 一時ストップ高 FIXER <5129> [東証G]が大幅高で5日続伸、一時ストップ高となった。米マイクロソフトが前週末3日、2026年から29年までに日本で100億ドル(約1兆6000億円)を投資すると発表。更にさくらインターネット <3778> [東証P]などと協力し、国内のAIインフラ関連のソリューションの共同開発について検討を始めたと公表した。これを受けさくらネットの株価は急騰を続けることとなったが、FIXERについては24年、同社が提供する生成AIサービス「GaiXer」に関し、さくらネットのクラウド上で稼働させる国内完結型サービス「GaiXer on さくらのクラウド」の提供に向けて基本合意した経緯がある。マイクロソフトによる国内投資がさくらネットを通じ、FIXERの事業展開に好影響を及ぼすとの思惑が台頭し、週明けから投資資金の流入が続いた。 ■ラキール <4074> 725円 (+26円、+3.7%) ラキール <4074> [東証G]が大幅高で3日続伸。同社は6日取引終了後、2026~30年度を対象とする中期経営計画を策定したと発表。最終年度となる30年12月期通期の連結営業利益目標を30億円(25年12月期実績は4億4500万円)としていることが買い手掛かりとなったようだ。30年12月期通期の連結売上高目標は200億円(同77億2800万円)に設定。30年をひとつのマイルストーンとし、人工知能(AI)の機能開発にリソースを集中投下することで、人事業務及びシステム開発の自律化を実現するとしている。 ■ティムコ <7501> 1,920円 (+63円、+3.4%) ティムコ <7501> [東証S]が大幅高で7日続伸。堅果シナジー投資事業有限責任組合(東京都千代田区)が7日、ティムコに対し1株1900円でTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付予定数の下限は106万9351株で、上限は148万5897株。ティムコの株価はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせた。買付期間は同日から5月22日まで。同投資事業有限責任組合は中国の投資会社の厦門堅果投資管理(シアメン・ナッツ・キャピタル・マネジメント)が日本での投資事業の協力窓口として設立された法人を通じ組成された。経営体制の整備や中長期的な企業価値の向上を目的とする。ティムコは7日、TOBに関する意見表明について決定次第、改めて周知すると公表した。 ■カプコン <9697> 3,450円 (+110円、+3.3%) カプコン <9697> [東証P]が4日ぶり大幅反発。6日の取引終了後、サウジアラビア王国の投資会社エレクトロニック・ゲーミング・ディベロップメント・カンパニーによる株式保有比率が5.03%から6.04%に上昇したことが明らかになり、思惑視した買いが集まった。関東財務局に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は4月2日。保有目的は「純投資」としている。 ■WNIウェザ <4825> 2,075円 (+65円、+3.2%) ウェザーニューズ <4825> [東証P]が大幅高で3日続伸。6日取引終了後に発表した第3四半期累計(25年6月-26年2月)連結決算は、売上高が182億6500万円(前年同期比4.8%増)、営業利益が37億7600万円(同20.4%増)だった。あわせて創業40周年の記念配当も発表し、これが好感された。法人向け事業で、大型船舶の長期航海をサポートする「Sea Domain」部門は一部失注があったものの新規獲得や既存顧客のアップセルで補い、前年同期比で同水準を確保。エアライン・ヘリコプター市場向けに航空気象サービスを展開する「Sky Domain」部門が好調だったほか、鉄道などインフラ企業向けにサービスを提供する「Land Domain」部門も伸びた。個人向け事業の「Internet Domain」部門も天気予報アプリのユーザー数や広告売り上げが増加し、堅調に推移した。 ■アンドST <2685> 3,010円 (+91円、+3.1%) アンドエスティHD <2685> [東証P]が大幅反発。6日取引終了後、27年2月期連結業績予想について売上高を3140億円(前期比3.2%増)、営業利益を172億円(同4.1%増)と発表。配当予想は90円(前期同額)とした。堅調な見通しを示したことが好感された。同時に発表した26年2月期決算は、売上高が3043億5100万円(前の期比3.8%増)、営業利益が165億2400万円(同6.5%増)だった。M&Aによるブランドやカテゴリーの拡大をはじめ、自社ECで他社商材を取り扱うオープン化、海外での出店などが奏功した。特別損失の計上で純利益段階ではマイナスとなった。 ■石井表記 <6336> 934円 (+25円、+2.8%) 石井表記 <6336> [東証S]が3日続伸。プリント基板製造装置の大手メーカーだが、生成AI市場の急成長が続くなか、AI関連向けパッケージ基板の設備投資需要を取り込んでいる。PER8倍、PBR0.7倍とバリュエーションの割安さが際立つほか、株主還元姿勢が極めて高いことも注目されている。27年1月期の営業利益は11億5500万円予想と前期比強含み横ばいを予想するが、年間配当は前期実績に8円増配となる36円を計画。7日の急伸後の株価でも予想配当利回りは3.8%弱と高い。3月3日の年初来高値1015円を上抜き、約5年ぶりの青空圏に浮上するかどうかが注目される。 ■イオンファン <4343> 2,575円 (+66円、+2.6%) イオンファンタジー <4343> [東証P]が6日続伸。総合小売トップのイオン <8267> [東証P]傘下でイオンのショッピングモールを中心にアミューズメント施設を運営し、海外でもアジア地域を中心に積極展開している。足もとの業績は堅調な国内事業が牽引役となり、売上高や経常利益は会社側の想定を上回って好調に推移している。今週9日に26年2月期の決算発表を予定しているが、これを目前に控え前期業績予想の修正を発表した。経常利益は従来予想の57億円から73億5000万円(前の期比2.1倍)に大幅増額、これが株価を刺激する格好となった。 ■岩手銀 <8345> 1,744円 (+44円、+2.6%) 岩手銀行 <8345> [東証P]が3日続伸。同社は6日の取引終了後、大和証券グループ本社 <8601> [東証P]傘下の大和証券と包括的業務提携に関する業務を開始したと発表した。これに先立ち、3月30日には新たな中期経営計画を公表。長期財務目標として2032年度の純利益目標を従来の100億円から180億円以上に、ROE(自己資本利益率)目標を5%以上から7.5%以上に引き上げている。35年度にはROE9%以上の実現を目指すとした。中期計画では持続的な金利上昇環境を見据え、預貸ビジネスを中心に収益拡大を図ることや、地域の成長力の向上につながる相対的に収益力の高い中小企業向けやストラクチャードファイナンスを中心にリスクアセットを積み上げる方針などが示されている。これらに加えて証券大手との連携を通じた営業力の更なる強化が期待されるなか、今回岩手銀は大和証券との提携による預かり資産残高の目標を当初の8500億円から1兆円に見直したことも明らかにしており、株価の支援材料となったようだ。 ■コーナン <7516> 4,525円 (+100円、+2.3%) コーナン商事 <7516> [東証P]が6日続伸。同社は6日、3月度の月次売上動向(連結)を公表。既存店売上高は前年同月比3.6%増となり、2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されたようだ。既存店の客数は同0.2%増、客単価が同3.3%増となったことが寄与。内装工事に関わる商品や大容量洗剤などの販売が引き続き堅調だったほか、気候に恵まれたことで除草関連や肥料などの園芸用品の販売も好調だった。 ■USS <4732> 1,765円 (+38.5円、+2.2%) ユー・エス・エス <4732> [東証P]が3日続伸。同社は6日の取引終了後、26年1~3月の3ヵ月間におけるグループ中古車オークション実績の速報値を公表した。出品台数は前年同期比4.6%増。成約台数は同10.1%増となり、買い安心感をもたらした。成約率は69.0%で前年同期の65.5%を上回った。26年3月期(12ヵ月間)では出品台数が前の期比9.4%増で成約台数も同9.4%増。成約率は67.0%となり、前の期と横ばいとなった。 ■マクドナルド <2702> 8,580円 (+170円、+2.0%) 日本マクドナルドホールディングス <2702> [東証S]が反発。同社は6日の取引終了後、3月の月次動向を開示した。既存店売上高は前年同月比2.4%増と増収率は2月の8.0%から鈍化、客数は同0.9%減と2024年12月以来の前年割れとなった。一方、客単価は同3.3%増と25年5月以来の高水準となった。増収基調を維持したことに加え、イラン情勢の不透明感のなかで業績面での安定感のある内需株を物色する投資家の姿勢も支えとなり、株価の押し上げにつながったようだ。全店売上高は同4.4%増となった。 ■A&Dホロン <7745> 2,753円 (+34円、+1.3%) A&Dホロンホールディングス <7745> [東証P]が3日続伸。6日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、投資会社のストラテジックキャピタル(東京都港区)による株式保有割合が9.34%から10.57%に上昇したことが明らかとなり、思惑視した買いを誘ったようだ。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としており、報告義務発生日は3月30日となっている。 ■オービック <4684> 4,014円 (+40円、+1.0%) オービック <4684> [東証P]が3日続伸。大和証券は6日、同社株のレーティングを5段階で最上位の「1(買い)」を継続した。目標株価は4900円(従来5600円)とした。26年3月期の連結営業利益は会社計画を若干超過して着地すると予想。世界的な「SaaSの死」議論で株価は調整したが、同社は生存・成長組と評価。ただ、風評・誤解の解消には時間を要するとし、まずは第1四半期決算後が騰勢開始のタイミングか、とみている。 ※7日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。 株探ニュース