話題株ピックアップ【夕刊】(2):アイスペース、東洋証券、京三
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■ispace <9348> 466円 -100 円 (-17.7%) ストップ安 本日終値 ispace<9348>はストップ安。前週末27日取引終了後、今後の事業方針などをまとめた「事業戦略アップデート」を発表。遅延していたエンジン開発の見直しと日米ランダーモデルを統合した新モデルの投入を行い、これに伴い次期米国ミッション計画の打ち上げ時期を2027年から30年へ延期する方針を示した。これがネガティブ視されたようだ。なお、昨年実施したミッション2失敗を受けた改善策や、月周回の自社衛星を活用した新サービスの検討開始もあわせて発表した。 ■東洋証券 <8614> 667円 -98 円 (-12.8%) 本日終値 東証プライム 下落率2位 東洋証券<8614>や明治電機工業<3388>、アイティメディア<2148>といった3月期決算銘柄が安い。きょう30日は3月期末の配当と株主優待の権利落ち日にあたることから処分売りの動きが出ているとみられ、全般波乱相場のなかでひと際下げがきつくなっている。グンゼ<3002>、リソルホールディングス<5261>、デジタルハーツホールディングス<3676>なども下落している。 ■京三製作所 <6742> 596円 -71 円 (-10.6%) 本日終値 東証プライム 下落率5位 京三製作所<6742>が急反落。前週末27日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、営業利益を47億円から24億6000万円(前期比59.8%減)へ、純利益を35億円から33億2000万円(同30.6%減)へ下方修正したことが嫌気された。売上高は860億円から889億円(前期比4.1%増)へ上方修正したものの、パワーエレクトロニクス事業で今期以降に売り上げを見込んでいた製品について販売計画の見直しを行ったことに伴い、滞留在庫の一部について棚卸資産の廃棄損及び評価損を計上することが要因としている。 ■アスクル <2678> 1,108円 -69 円 (-5.9%) 本日終値 アスクル<2678>が急落し、2019年2月以来、およそ7年1カ月ぶりの安値圏に沈んだ。同社は前週末27日の取引終了後、未定としていた26年5月期の業績予想に関し、売上高が3950億円(前期比17.9%減)、営業損益が205億円の赤字(前年同期は140億400万円の営業黒字)となる見通しを示した。期末配当予想は10円とする。中間配当は無配だった。今期の年間配当予想は前期の38円から28円減配する計画となり、これらを嫌気した売りが優勢となった。ランサムウェア攻撃によるシステム障害に伴い、いったん業績予想を取り下げていた。来期以降の業績回復に向けてグループ会社の選択と集中や事業再編を検討するため、今期の最終損益予想は引き続き未定とした。あわせて3月度(2月21日~3月20日)の月次業績を開示。ASKUL事業の売上高は前年同月比15.3%減の248億7000万円となった。 ■アクセルHD <402A> 529円 -29 円 (-5.2%) 本日終値 アクセルスペースホールディングス<402A>が3日続落。前週末27日の取引終了後に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が推進する宇宙戦略基金第2期の技術開発テーマ「次世代地球観測衛星に向けた観測機能高度化技術」に採択されたと発表したが、地合い悪のなか好反応は限定的となっている。採択された技術開発課題は「衛星編隊・旅客機観測によるCO2発生源別排出量・吸収モニタ」。支援上限額は30億円で、同社を代表機関に明星電気(群馬県伊勢崎市)、ANAホールディングス<9202>、JIJ(東京都港区)などと連携する。事業期間は最長で6年を予定しており、27年5月期以降6年程度をかけて業績に寄与するとしている。 ■アドバンテスト <6857> 20,925円 -1,145 円 (-5.2%) 本日終値 アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が軒並みウリ気配スタートとなるなど半導体製造装置関連株への売り圧力が強まっている。前週末の米国株市場では中東情勢の一段の緊迫化を背景にリスク回避の流れが加速、特にハイテクセクターへの売りがかさんだ。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続落し、長期波動の下値支持ラインである26週移動平均線に急接近、下げトレンドへの転換が警戒される局面にある。東京市場でもリスク許容度の低下した海外投資家の売りなどを誘発し、半導体セクターには逆風が強く意識される状況となっている。 ■シスメックス <6869> 1,344.5円 -57.5 円 (-4.1%) 本日終値 シスメックス<6869>が3日ぶりに反落。SMBC日興証券は27日、同社株の投資評価を3段階で最上位の「1」から真ん中の「2」に引き下げた。目標株価は2200円から1400円に見直した。第3四半期までの実績や直近の中国政府の政策リスク(検査適正化、三級病院投資抑制、中国政府海外支援)、米国・中国・欧州での血液凝固分野の売上高見通し、アジア太平洋での市況モメンタムと競合リスクを反映して、業績予想を下方修正。26年3月期の連結営業利益予想を770億円から610億円に、27年3月期の同利益を850億円から670億円にそれぞれ見直している。 ■日本郵政 <6178> 1,789.5円 -66.5 円 (-3.6%) 本日終値 日本郵政<6178>は反落。前週末27日取引終了後に自社株消却を実施すると発表した。4月10日付で1億6474万300株(発行済み株式総数の5.54%)を消却する。これに対する株価の反応は限定的のようだ。 ■安藤・間 <1719> 1,879.5円 -42.5 円 (-2.2%) 本日終値 安藤・間<1719>が下げ幅を縮小。午後3時ごろに26年3月期の連結業績予想について、売上高を4350億円から4380億円(前期比3.0%増)へ、営業利益を297億円から320億円(同9.2%減)へ、経常利益を290億円から314億円(同7.8%減)へ、純利益を203億円から284億円(同7.4%増)へ上方修正したことが好感された。工事が概ね順調に進捗していることに加えて、主に建築工事の採算性が向上し完成工事利益が従来予想よりも増加することが主な要因。また、政策保有株式の売却に伴い、投資有価証券売却益約100億円を計上することなども寄与する。同時に29年3月期に売上高5500億円、経常利益365億円を目指す中期経営計画も発表した。建設事業に軸足を置いた強み分野の更なる強化を図るとしている。 ■大成建設 <1801> 16,335円 -315 円 (-1.9%) 本日終値 大成建設<1801>は前営業日終値1万6650円まで戻す場面があった。きょう午後1時ごろ、26年3月期の連結業績予想を修正したと発表した。営業利益予想を前回予想の1480億円から1840億円(前期比53.1%増)、最終利益予想を1370億円から1670億円(同34.9%増)に引き上げた。あわせて期末配当予想を60円増額の185円としており、増益幅拡大の見通しと配当増額を好感した買いが入った。なお、年間配当予想は310円(前期実績は210円)となる。個別業績予想の上方修正や国内子会社の業績が総じて好調であることを反映。個別は国内の建築事業で大型工事が順調に進捗し売上高が前回予想を上回るうえ、同事業及び土木事業の利益率が改善する。 株探ニュース