話題株ピックアップ【夕刊】(1):イーレックス、Lドリンク、レノバ
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■イーレックス <9517> 1,060円 +128 円 (+13.7%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ イーレックス<9517>はストップ高。余剰電力を買い取り再販する電力小売り事業を手掛け、国内外で複数のバイオマス発電所の運営も行っている。「世界的なエネルギー価格の高騰を背景に、同社のビジネスモデルが商機を捉えるとの見方が広がっている」(中堅証券ストラテジスト)との指摘がある。JR東日本<9020>へのバーチャルPPA(環境価値による取引)を通じた脱カーボン支援を行うなどで実績を重ねているが、来月から本格稼働する排出量取引制度(GX―ETS)も見据え、関連有力株としての認識がマーケットに広がっているもようだ。信用取組は直近信用倍率が0.78倍と売り長で、日証金では貸借倍率が0.11倍とさらにタイトな状態にあり、株式需給面からも人気化素地を内包している。 ■Lドリンク <2585> 1,207円 +115 円 (+10.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位 ライフドリンク カンパニー<2585>が全般安のなか異彩を放つ続急伸となっている。27日の取引終了後に東北財務局に提出された大量保有報告書で、アイリスオーヤマ(仙台市青葉区)による株式保有割合が6.15%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資としており、報告義務発生日は3月19日となっている。 ■レノバ <9519> 876円 +75 円 (+9.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位 レノバ<9519>は急伸。前週末27日取引終了後、26年3月期連結業績予想について純利益を15億円から28億円(前期比4.2%増)へ大幅上方修正すると発表した。蓄電事業の開発報酬とオプション公正価値評価益の増加が寄与する見通し。これが買い材料視された。なお、売上高は905億円から879億円(同25.1%増)へ、営業利益は93億円から80億円(同96.8%増)へ下方修正した。御前崎港バイオマス発電所の運転停止による影響を織り込んだ。 ■保土谷化学工業 <4112> 2,487円 +161 円 (+6.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位 保土谷化学工業<4112>が全般相場下落のなか逆行高となっている。前週末27日の取引終了後に、ハンガリーの化学メーカー、フラモケム・フランシア-マジャル・フィノムケミアイ社の全株式を約166億円で取得し子会社化すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。フラモケム社は、ホスゲンを主原料とする医薬品原料、中間体、及びファインケミカル製品の製造・販売で欧州屈指の技術力を有し、各種ホスゲン誘導体市場で保土谷と競合関係にある企業。今回の買収により、欧州などの需要地に直接製造拠点を獲得することになりグローバルな供給責任力を有することになるとともに、世界市場における「グローバル・ニッチトップ」の地位を確固たるものにするとしている。株式取得は27年3月期第2四半期を予定。なお、業績に与える影響は精査中としている。 ■大黒屋ホールディングス <6993> 144円 +9 円 (+6.7%) 本日終値 大黒屋ホールディングス<6993>が高い。前週末27日の取引終了後、元取締役から役員退職慰労金受給権放棄の申し出があり、役員退職慰労金免除益5500万円を計上すると発表した。前週末に株価水準を大きく切り下げていたことに対する自律反発狙いの動きも相まって、こちらを手掛かりに買いが入った。なお、あわせて英国SPEEDLOAN FINANCE(SFL)グループをMSアセットマネジメント(大阪市中央区)に譲渡価格3円で3月31日に売却すると開示。SFLグループの売却に伴う為替換算調整勘定取崩損12億9200万円と関係会社整理益1億6300万円を見込んでおり、各特別損益が26年3月期の業績に与える影響を現在精査している。 ■Aiロボティクス <247A> 1,350円 +49 円 (+3.8%) 本日終値 Aiロボティクス<247A>が続伸。前週末27日の取引終了後に、まつ毛美容液やファンデーションなどを展開するBJC(福岡市博多区)の全株式を4月1日付で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。Aiロボは、独自のAI技術を活用して自社のスキンケアブランド「Yunth」、美容家電ブランド「Brighte」、ヘアケアブランド「Straine」の企画・開発・販売を行う「D2Cブランド事業」を展開しており、今回のBJCの子会社化により、販売チャネル及び展開市場の拡大を通じた既存商品の販売力強化や確固たるブランド力の確立、マーケティングにおいてこれまでに蓄積した顧客データの一層の活用や更なるデータの蓄積などを図るのが狙い。取得価額は257億7800万円。なお、27年3月期業績への影響は精査中としている。 ■ヘリオス <4593> 387円 +9 円 (+2.4%) 本日終値 ヘリオス<4593>が続伸。前週末27日の取引終了後に、経済産業省の「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備投資支援事業費補助金」の交付が正式に決定したと発表しており、好材料視された。約70億円の助成を受けて、再生医療等製品の開発製造受託事業の製造拠点を整備する予定で、大和ハウス工業<1925>が運営する「DP-Lab KOBE」(神戸市中央区)内に細胞加工製造用施設(CPC)を整備。将来的には国内外の製薬企業からの開発製造受託を受けるとともに、自社で開発を進めている急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、外傷及び脳梗塞急性期などの体性幹細胞再生医薬品(開発コード「HLCM051」)を製造し、CDMO(医薬品開発製造受託機関)事業として推進するとしている。 ■野村原油 <1699> 620.1円 +14.4 円 (+2.4%) 本日終値 NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信<1699>やWTI原油価格連動型上場投信<1671>といった原油ETFが高い。27日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の5月限が前日比5.16ドル高の1バレル=99.64ドルと上昇した。更に、日本時間30日早朝の時間外取引では103ドル台まで値を上げた。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が戦闘に加わったと伝わったほか、米海軍の強襲揚陸部隊が中東に到着しておりイラン戦争が激化することへの警戒感が浮上。これを受け、原油ETFは値を上げる展開となっている。 ■コクヨ <7984> 869.3円 +17 円 (+2.0%) 本日終値 コクヨ<7984>が5日続伸。前週末27日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を2000万株(自己株式を除く発行済み株数の4.65%)、または150億円としており、取得期間は4月16日から12月31日まで。27年12月期を最終年度とする中期経営計画で350億円の自社株を取得する方針を掲げており、これに基づくものとしている。 ■日本ケミコン <6997> 1,469円 +15 円 (+1.0%) 本日終値 日本ケミコン<6997>が全般下げ相場に逆行し、1500円台半ばを横に走る75日移動平均線とのマイナスカイ離を一気に縮小する場面があった。前週末27日取引終了後に26年3月期最終利益予想の修正を発表、特別利益計上に伴い従来予想の15億円から30億円(前期は3700万円の黒字)に大幅増額した。また、同日に中期経営計画の策定も発表。29年3月期に営業利益140億円(前期実績は37億4000万円)を数値目標に掲げており、これがポジティブサプライズとなり投資資金を呼び込む格好となった。 株探ニュース