午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利一時2.355%と上昇一服

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市況

 30日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発した。朝方は売りが先行したものの、米長期金利が時間外取引で低下(債券価格は上昇)し、円債相場の支援材料となった。

 トランプ米大統領は、米国がイランに提示した15項目にわたる和平案に関して、ほとんどをイラン側が受け入れたと主張した。前週末以降、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエルを攻撃したことが明らかとなり、原油相場への影響が警戒されたものの、トランプ氏の発言を背景に、中東情勢を巡る悲観とインフレ懸念が和らぎ、米国債の売り持ち高を解消する目的の買いが入ったとみられている。

 26日に日銀が需給ギャップの再推計を公表し、日銀の早期利上げ観測が強まることになったが、この日は利付国債の入札や定例の国債買い入れオペといった需給イベントがないなかで、金融政策の影響を大きく受ける中期債に買い戻しが入った。中期債の金利低下は長期債利回りを押し下げ、長期債と連動する先物への買いを誘発する形となった。一方、年度末の需給を巡る思惑から超長期債は売られ利回りは大きく上昇した。日銀は30日午前、18~19日に開催した金融政策決定会合の主な意見を公表した。市場では利上げに前向きなタカ派的な意見が目立つとの受け止めもあって、円債相場には重荷となった。

 先物6月限は前営業日比28銭高の130円34銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は一時2.390%に上昇し、約27年ぶりの高水準をつけた。上昇が一服した後は2.355%まで低下する場面があった。足もとでは2.360%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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