今週の【早わかり株式市況】4週ぶり小反発、中東情勢巡り引き続き乱高下

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市況

■今週の相場ポイント
 1.日経平均は4週ぶり小反発、一時5万4000円回復
 2.中東情勢巡る報道飛び交う、期待と懸念が交錯
 3.引き続き相場は乱高下、ボラタイルな展開続く
 4.3月末の権利取り狙いの買い流入、底堅さ発揮
 5.ロームに関心、パワー半導体3社事業統合報道で

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比54銭(0.0%)高の5万3373円07銭と、わずかながら4週ぶりに上昇した。

 今週も引き続きボラティリティーの高い地合いだった。中東情勢を巡る解決の糸口はなかなか見えず、ホルムズ海峡の正常化に向けた動きも期待薄の状況に。関連報道が飛び交うなか、全体相場は日替わりで目まぐるしく変化した。

 週明け23日(月)の日経平均は大幅安。一時2600円以上の下落で5万円トビ台まで水準を切り下げる場面があった。トランプ米大統領がイラン側に対し、48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければイランの発電所を攻撃する考えを表明したことがリスクオフの流れを加速させた。原油高・円安による物価高を警戒した金利上昇も逆風となった。24日(火)は反発。トランプ米大統領がイランの発電所への軍事攻撃を延期すると発表し、一転して買い戻しの動きが優勢となった。25日(水)も上昇。日経平均は大幅高で一時5万4000円台を回復した。米国とイランの停戦に向けた動きが観測されるなかWTI原油先物価格が下落し、市場センチメントが改善した。26日(木)は小反落。前日に株価水準を大きく切り上げた反動で買い手控えムードが漂った。なおも中東情勢を巡る状況は流動的で、停戦への期待と紛争長期化への懸念が交錯するなか、主力株を中心に戻り売り圧力が強まった。27日(金)も下落。日経平均の下げ幅は一時1000円を超えた。この日は3月末の権利付き最終売買日とあって、権利取り狙いの買いが次第に優勢に。売り一巡後は底堅さを発揮し、引けにかけては下げ渋った。個別ではローム <6963> [東証P]に関心が集まった。同社と三菱電機 <6503> [東証P]、東芝の3社がパワー半導体事業の統合を協議すると報じられ、話題を呼んだ。

■来週のポイント
 来週から4月相場入りとなるが、引き続きイラン情勢が相場の主役となるだろう。また、米株市場は主要3指標とも200日移動平均線を割って推移しており、米債券利回りも上昇するなど株安トレンドに入っていることに注意が必要だ。

 重要イベントとしては、国内では31日朝に発表される2月完全失業率、有効求人倍率鉱工業生産、4月1日朝に発表される日銀短観が注目される。海外では31日に発表されると中国3月製造業PMIと米国3月コンファレンスボード消費者信頼感指数、1日に発表される米国3月のADP雇用統計とISM製造業景気指数、米国2月の小売売上高と貿易収支、3日に発表される米国3月の雇用統計とISM非製造業景気指数に注視が必要だろう。

■日々の動き(3月23日~3月27日)

【↓】   3月23日(月)―― 続急落、中東リスクが懸念され全面安
 日経平均 51515.49( -1857.04、-3.48)  売買高26億8014万株 売買代金 7兆8003億円

【↑】   3月24日(火)―― 3日ぶり大幅反発、中東懸念が和らぎ買い優勢
 日経平均 52252.28( +736.79、+1.43)  売買高22億42万株 売買代金 6兆7567億円

【↑】   3月25日(水)―― 続急伸、停戦期待で主力株中心に買い優勢
 日経平均 53749.62( +1497.34、+2.87)  売買高21億9958万株 売買代金 7兆431億円

【↓】   3月26日(木)―― 3日ぶり反落、イラン和平期待も買い続かず
 日経平均 53603.65( -145.97、-0.27)  売買高21億682万株 売買代金 6兆6956億円

【↓】   3月27日(金)―― 続落、米株安で半導体関連株を中心に売り優勢
 日経平均 53373.07( -230.58、-0.43)  売買高26億7013万株 売買代金 7兆9890億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、27業種が上昇
 (2)東京海上 <8766> など保険が上昇率断トツ。金融株は名古屋銀 <8522> など銀行、大和 <8601> など証券も高い
 (3)輸出株はまちまち。トヨタ <7203> など自動車、オリンパス <7733> など精密機器は買われたがIHI <7013> など機械は売られた
 (4)内需株もまちまち。カドカワ <9468> など情報通信、阪急阪神 <9042> など陸運が高く、三井不 <8801> など不動産が安い
 (5)出光興産 <5019> など石油、新光商 <8141> など卸売、INPEX <1605> など鉱業といった資源株が堅調
 (6)値下がり率トップは任天堂 <7974> などその他製品

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
 1(4) 蓄電池 
 2(1) レアアース 
 3(2) 防衛 ── 日米首脳会談を経て再び動兆前夜
 4(42) 小型原子炉 ── 対米投融資の第2弾として関心集まる
 5(3) 半導体 
 ※カッコは前週の順位

株探ニュース

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