株価指数先物【寄り前】 イラン情勢緊迫で5万円割れを狙ったショートが入りやすい
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大阪3月限ナイトセッション 日経225先物 51020 -1970 (-3.71%) TOPIX先物 3478.5 -95.0 (-2.65%) シカゴ日経平均先物 51060 -1930 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 20日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。米国がイランへの地上部隊の大規模派遣に向けて準備を進めているとの報道が嫌気された。トランプ米大統領がイランとの交渉に消極的な姿勢を示したと伝わったことで、週末を前に投資家のリスク回避姿勢が強まった。 S&P500業種別指数は電気通信サービス、保険、各種金融、銀行が小幅に上昇した一方で、公益事業、不動産、自動車・同部品、半導体・同製造装置の弱さが目立った。NYダウ構成銘柄ではベライゾン・コミュニケーションズ、ビザ 、ゴールドマン・サックス・グループ 、ウォルト・ディズニー 、セールスフォース が小じっかり。半面、IBM 、ハネウェル・インターナショナル 、エヌビディア 、ボーイング の下落率は3%を超えた。 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比1930円安の5万1060円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは日中比340円安の5万2650円で始まった。中盤にかけて5万1680円まで売られた後は、日中比変わらずの水準まで下げ幅を縮めた。 祝日取引では5万3000円~5万3400円辺りでの保ち合いが続くなか、ナイトセッションの開始直後に5万3450円まで買われた。ただし、20日の米国市場の下落した影響で下へのバイアスが強まると、終盤にかけて5万0900円まで下落幅を広げる場面もみられ、日中比1970円安の5万1020円で取引を終えた。 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップダウンで始まりそうだ。支持線として機能していた75日移動平均線(5万3070円)を明確に下抜ける形になり、9日につけた直近安値(5万1160円)を割り込み、ボリンジャーバンドの-2σ(5万1400円)を下抜けて-3σ(4万9370円)が射程に入ってきた。週足では26週線と-1σが位置する5万1640円水準を下回ってきたことで、-1σを挟んだ-2σ(4万9300円)と13週線(5万3970円)辺りのレンジが意識されてきそうである。 イラン戦争を巡る透明感が続き、原油価格が高水準で推移するなか、中東情勢をにらんでの展開となる。また、これを受けた米国市場の動向により注意を払うことになるだろう。日経225先物は-2σを早い段階で上回ってくるようだと、抵抗線に変わった75日線を試す可能性はあるだろう。しかし、同バンドを越えられないと、下向きで推移するバンドに沿った形での調整により5万円割れを狙ったショートが入りやすい。そのため、オプション権利行使価格の4万9750円から5万2750円のレンジを想定する。 20日の米VIX指数は26.78(19日は24.06)に上昇した。上向きで推移する25日線(22.71)を支持線として上昇し、一時29.28まで切り上がっていた。ただ、トレンドは上向きで推移するものの、9日につけた35.30を下回っている状況であり、リスク回避姿勢はそれほど強まらないとみられる。 先週末のNT倍率は先物中心限月で14.82倍(18日は14.89倍)に下落した。75日線(14.85倍)と25日線(14.93倍)とのレンジを下抜けた形になったが、インデックスに絡んだ商いによる一方向(全面高・全面安)の動きのなかでは、スプレッド狙いの動きは入れにくい状況だろう。 株探ニュース