前週末19日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

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材料

■シンカ <149A>  920円 (+150円、+19.5%) ストップ高

 シンカ <149A> [東証G]がストップ高。同社は18日の取引終了後、ソフトバンク <9434> [東証P]傘下のSB C&Sと資本・業務提携すると発表。これを材料視した買いが集まった。顧客対応業務向けクラウド型コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を展開するシンカはIT関連の製品・サービスを提供するSB C&Sと2024年8月に販売代理店契約を締結。SB C&Sの法人向け販売網を活用したカイクラの販売活動を展開してきた。両社の提携を中長期的な戦略パートナーシップに発展させ、カイクラの販売活動を一段と強化する。SB C&Sは市場買い付けによりシンカの株式を取得する予定。取得期間は今年3月23日から27年3月22日まで。取得対価の上限は2000万円とする。

■リガクHD <268A>  2,036円 (+130円、+6.8%)

 東証プライムの上昇率トップ。リガク・ホールディングス <268A> [東証P]が続急伸。X線分析装置で世界屈指の競争力を有するが、最先端 半導体向けなどの製造工程で高水準のニーズがある。AIデータセンター向け記憶装置(ストレージ)として需要が沸騰しているSSD用NANDメモリーや、GPUとセットで配置される計算用保存メモリーHBM(高帯域幅メモリー)向けで、同社の商品競争力は極めて高い。SSD関連需要の取り込みは、業績絶好調のキオクシアホールディングス <285A> [東証P]との取引に反映されるほか、爆発的なGPU需要と並行したHBM需要の拡大も同社の収益機会を高めている。26年12月期は営業16%増益を予想するが、27年12月期も2ケタの利益成長が有力視される状況下、足もとでは「需給要因から貸株市場経由のショートポジション解消(買い戻し)を促す動き」(中堅証券ストラテジスト)が指摘されている。

■東京機 <6335>  532円 (+31円、+6.2%) 一時ストップ高

 東京機械製作所 <6335> [東証S]が続急伸、一時ストップ高となった。18日の取引終了後に26年3月期の連結業績予想について、最終利益を5000万円から6億8000万円(前期比97.1%増)へ上方修正したことが好感された。訴訟関連収入4億5200万円を特別利益に計上することに加えて、繰延税金資産の回収可能性を勘案した結果、回収が見込まれる部分について繰延税金資産を計上する見通しであることが要因としている。同時に業績予想の見直しを行った結果、売上高は76億7000万円から81億4000万円(同10.0%増)へ、営業利益は2億6000万円から2億5000万円(同61.0%減)へそれぞれ修正している。

■岡野バ <6492>  13,420円 (+580円、+4.5%)

 岡野バルブ製造 <6492> [東証S]が大幅続伸。同社は18日取引終了後、ソフトウェア開発で高い技術力を持つオルターブース(福岡市博多区)の株式を取得し、子会社化すると発表。これが材料視されたようだ。株式譲渡日は3月27日を予定。同社の顧客基盤や現場における知見及びハードウェア領域での強みと、オルターブースのソフトウェア開発力を融合し、製造業における課題解決提案の高度化、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連サービスの開発・提供体制の強化、並びに両社の連携強化による事業拡大を図ることが可能になるとしている。

■リボミック <4591>  99円 (+4円、+4.2%)

 リボミック <4591> [東証G]が3日ぶり大幅反発。18日取引終了後、米国で出願していた抗interleukin-21(IL-21)アプタマーに関する物質特許について、特許査定を受けたと発表した。この特許はIL-21の作用を阻害する開発アプタマー(RBM-011)に関する物質と、その使用に関する技術におけるもの。日本を含む複数国に出願しており、既に日本では特許査定を受けている。これが材料視されたようだ。あわせて、umedaptanib pegol(抗FGF2アプタマー)を用いた軟骨無形成症の小児患者(2~14歳)を対象とする国内第3相臨床試験(検証的試験)の治験申請を、審査当局である医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出したことを明らかにした。今後、PMDAの14日間のレビュー期間を経て試験を開始するという。

■カウリス <153A>  1,094円 (+44円、+4.2%)

 カウリス <153A> [東証G]が大幅続伸。18日の取引終了後、取得総数27万株(発行済み株式総数の4.14%)、取得総額3億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、材料視した買いが集まった。取得期間は3月19日から6月19日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施。将来的なストックオプションの行使に備え自己株式を取得することで、新株発行による既存株主の持ち分価値及びEPS(1株利益)の希薄化を抑制する。

■ベイカレント <6532>  4,549円 (+121円、+2.7%)

 東証プライムの上昇率4位。ベイカレント <6532> [東証P]が続伸。18日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を660万株(自己株式を除く発行済み株数の4.34%)、または300億円としており、取得期間は4月15日から7月31日まで。なお、取得した自社株は全数を8月19日付で消却する。

■夢展望 <3185>  235円 (+6円、+2.6%)

 夢展望 <3185> [東証G]が上伸。18日の取引終了後に、主力ブランドである「DearMyLove(ディアマイラブ)」で、サンリオ <8136> [東証P]の人気キャラクター「クロミ」とのコラボレーション商品を3月24日に発売すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。セットアップ風コーデとしてクモレースセーラートップスやクモレースドロストスカート、耳付きアームバンドレースアップパーカー、その他雑貨アイテムなどを展開する予定で、ECサイトなどを通じて販売。キャラクターファン層からの新規顧客の流入やブランド認知の拡大が期待されている。

■古河電 <5801>  29,400円 (+680円、+2.4%)

 東証プライムの上昇率8位。古河電気工業 <5801> [東証P]が続伸。一時1000円を超える上昇で3万円大台を目前に捉える場面があった。AIデータセンター向けに光ファイバー需要が高水準で業績は絶好調に推移しており、26年3月期は会社側の期初見通しを上回り、営業利益は従来予想の530億円から560億円(前期比19%増)に上方修正。更に年間配当を120円から160円(前期実績は120円)に大幅増額し、マーケットにサプライズを与え株価水準を一気に切り上げた経緯がある。このファンダメンタルズ面での評価に加え、市場では「データセンター需要にとどまらず、電力網の老朽化対応などのインフラ再構築需要が世界的に高まっている」(中堅証券ストラテジスト)とし、この文脈で地政学リスクはむしろエネルギー自立を促すとの観点から、電力周辺企業には株価刺激材料となる面も意識されたもようだ。更に、米国ではポストAI半導体として、光通信分野に携わる企業に投資マネーの視線が向いており、こちらの切り口でも、光ファイバーや光コネクターなどの光部品で巨大市場のシェアを既に確保している電線大手は収益成長シナリオが描きやすかった。

■松井 <8628>  978円 (+22円、+2.3%)

 東証プライムの上昇率9位。松井証券 <8628> [東証P]が4日続伸。米ブルームバーグ通信が19日、松井が外部資本の受け入れに向け国内の複数の大手金融機関と協議を始めたことが分かった、と報じた。具体的な方法は今後詰めるとしている。

■スポーツF <7080>  895円 (+14円、+1.6%)

 スポーツフィールド <7080> [東証G]が続伸。18日の取引終了後に、27年12月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標について、売上高を55億円から72億円(25年12月期47億8400万円)へ、経常利益を13億円から15億円(同10億8200万円)へ上方修正したことが好感された。初年度である25年12月期において、主力のスポーツ人財採用支援事業の全セグメントが過去最高売上高を更新し、計画を上回る進捗で着地したほか、25年10月に連結子会社化したリンドスポーツが第4四半期から業績に寄与し、既存事業との顧客基盤の相互活用についても着実に進んでおり、26年12月期に従来目標を1年前倒しで達成する見通しとなったことから、最終年度の数値目標を引き上げる。

■TOA <6809>  1,814円 (+20円、+1.1%)

 TOA <6809> [東証P]が続伸。18日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想を修正したと発表した。売上高予想を前回予想の545億円から553億円(前期比9.2%増)、最終利益予想を27億5000万円から32億5000万円(同37.3%増)に引き上げた。あわせて期末配当予想に業績連動配当3円を加え48円へ増額すると開示しており、これらを好感した買いが入った。国内販売が堅調であるうえ、海外セグメントについても為替レートが円安で推移していることから、売上高は前回計画を上回る。人的資本投資や研究開発投資といった投資優先順位を精査した結果、営業費用が増えたため営業利益予想は据え置いたが、為替差益や受取配当金の増加、当初見込んでいなかった法人税の税額控除の適用などにより最終増益幅が拡大する。年間配当予想は88円(前期実績は40円)となる。

※19日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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