前週末19日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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材料

■住友鉱 <5713>  9,137円 (-878円、-8.8%)

 住友金属鉱山 <5713> [東証P]が急反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物4月物は18日、前日17日比112.00ドル安の1トロイオンス=4896.2ドルと大幅下落した。時間外取引では4800ドル前後まで値を下げ、2月上旬以来、約1ヵ月半ぶりの水準に売られた。18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表され、政策金利は据え置かれたが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見で早期利下げ期待が後退。これを受け、米長期金利が上昇し金利の付かない金には売り材料に働いた。金価格の上昇を背景に値を上げてきた住友鉱には売りが膨らんだ。

■日経レバ <1570>  47,260円 (-3,590円、-7.1%)

 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]が急反落。日経レバは日経平均株価に連動する仕組みで組成されたETFで価格変動率が2倍に設定されており、全体相場のボラティリティが高まると個人投資家などの短期筋の参戦が活発化する傾向が強い。目先は日経平均が2000円超の下げとなるなどリスクオフに一気に傾いており、これに連動する形となった。日米首脳会談を控え、政策面での手掛かりに期待する動きもみられたが、中東情勢の緊迫を背景とした原油市況の上昇などを嫌気した先物への売りに抗えず、足もとで投げ売りを誘った。日経レバは直近2週間にわたり買い残が大幅に増加していたこともあり、そのぶん動揺も大きかった。テクニカルでは日経平均よりも一足早く75日移動平均線を下抜ける形となっており警戒感が募っていた。

■ジェイテクト <6473>  1,670円 (-120円、-6.7%)

 ジェイテクト <6473> [東証P]が急反落。19日午後3時ごろに26年3月期の連結業績予想について、純利益を250億円から100億円(前期比27.1%減)に下方修正し増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気された。欧州自動車事業の譲渡に伴う損失を含む欧州における事業構造改革費用の発生を見込んだことなどが要因としている。

■日本紙 <3863>  1,206円 (-80円、-6.2%)

 日本製紙 <3863> [東証P]が3日ぶり急反落。野村証券は18日、同社株のレーティングを3段階で最上位の「バイ」から真ん中の「ニュートラル」に引き下げた。目標株価は1470円から1220円に見直した。同社は段ボール原紙や印刷用紙で値上げを進めているが、イラン情勢の緊迫化以降のエネルギー高が収益回復の逆風になるとし、27年3月期以降の営業利益予想を減額修正している。

■キオクシア <285A>  22,360円 (-1,030円、-4.4%)

 キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が大幅反落。18日の取引終了後、米ベインキャピタルが保有するキオクシア株の一部を売却したことが明らかとなり、需給懸念から売られたようだ。同日に関東財務局に提出された変更報告書で判明した。ベイン傘下のBCPE Pangea(ケイマン)の共同保有割合は29.13%となり、直近の36.86%から低下した。

■エーザイ <4523>  4,764円 (-181円、-3.7%)

 エーザイ <4523> [東証P]が3日ぶり大幅反落。同社は19日、日本で製造販売を行う抗がん剤「タズベリク」について、投与中止の判断を行ったと発表。これを嫌気した売りが出たようだ。全ての患者で投与が行われていないことを確認したうえで、販売を中止する予定。併用投与、単剤投与のいずれにおいても血液系の二次性悪性腫瘍が複数例発生していることを確認したという。

■ローム <6963>  3,213円 (-80円、-2.4%)

 ローム <6963> [東証P]が続落。SMBC日興証券は18日、同社株の投資評価を3段階で最上位の「1」から真ん中の「2」に引き下げた。目標株価は3500円(従来1900円)とした。構造改革は一定程度織り込まれたと判断しており、保有資産の評価に左右される状況とみている。キオクシアホールディングス <285A> [東証P]を含めた東芝の保有評価も映しつつあり、株価のカタリスト(材料)はデンソー <6902> [東証P]による買収提案の具体化なども含んだ国内パワー半導体再編の動向だろう、とみている。

■東エレク <8035>  39,330円 (-960円、-2.4%)

 東京エレクトロン <8035> [東証P]が反落。アドバンテスト <6857> [東証P]など半導体製造装置関連株が総じて売られた。前日18日の米国株市場では全体リスクオフ相場のなか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4日ぶりに反落した。また、米株市場の取引終了後に開示された米半導体メモリー大手マイクロン・テクノロジー  の決算発表は、市場予想を上回る好内容であったが、設備投資計画がコンセンサスよりも強めで、これに伴う財務圧迫を警戒して時間外取引で大きく値を下げた。これを受け東京市場でも半導体セクターへの売り圧力が顕在化した。東エレクやアドテストなど前日18日に大きく株価を上昇させていたこともあり、利食い急ぎの動きが下げを助長した。

■ウシオ電 <6925>  2,860円 (-65円、-2.2%)

 ウシオ電機 <6925> [東証P]が4日ぶり反落。19日正午ごろに26年3月期の連結業績予想について、売上高を1700億円から1750億円(前期比1.5%減)へ、営業利益を100億円から115億円(同30.3%増)へ、純利益を70億円から75億円(同10.3%増)へ上方修正した。構造改革を着実に実行したことで想定を上回る固定費削減効果を達成したことに加えて、半導体市況が回復傾向にあることを背景に関連する光源販売が増加し、また生産稼働が改善していることが要因。更に、期初計画に対して為替が円安に推移していることも寄与する。

■浅沼組 <1852>  1,015円 (-18円、-1.7%)

 浅沼組 <1852> [東証P]が3日ぶり反落。19日午前11時30分ごろに26年3月期の期末配当予想を27円50銭から29円へ増額修正した。年間配当予想は45円となり、前期(41円)に対して4円の増配になる。

■GENDA <9166>  604円 (-9円、-1.5%)

 GENDA <9166> [東証G]が反落。18日取引終了後、2月度の月次動向を発表した。エンタメ・プラットフォーム事業、エンタメ・コンテンツ事業の合計の売上高は前年同月比50.1%増となった。エンタメ・プラットフォーム事業の「アミューズメント」「カラオケ」が大きく伸びた。国内アミューズメント施設における既存店売上高成長率は同9%増(曜日調整後)と引き続きプラス基調を維持した。

※19日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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