【↓】日経平均 大引け| 4日続落、朝高も中東リスクにらみ下げ転換 (3月17日)
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日経平均株価 始値 54286.26 高値 54388.43 安値 53482.59 大引け 53700.39(前日比 -50.76 、 -0.09% ) 売買高 21億5363万株 (東証プライム概算) 売買代金 6兆1302億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は4日続落、中東リスクにらみで後場下げ転換 2.ホルムズ海峡封鎖巡る悲観後退 3.原油高一服で上げ幅一時600円超 4.海運や石油関連株の上昇目立つ 5.半導体や電線株は軟調推移 ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前週末比387ドル高と5日ぶりに反発した。原油先物相場の上昇一服や金利安を好感し買い戻しが優勢となった。 東京市場では、前日の米原油先物相場の急落を受けた買いが一巡した後は中東リスクにらみの展開となった。アジア時間で原油先物が底堅さを示すなか、AIや半導体関連株への売り圧力が次第に強まり、日経平均株価は後場に下げに転じた。 アジア時間17日の時間外取引で、米原油先物相場は再び上昇し、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物は一時1バレル=98ドル台に乗せた。イランを巡る軍事衝突が長期化するとの警戒感が続くなかで、一旦は和らいだ原油高懸念が再燃し、投資家心理を下向かせた。日経平均は一時260円を超す下げとなった。半導体や電線株などが下値を探る展開となり、株価指数を押し下げた。東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反発。朝高後に伸び悩んだものの終始プラス圏を維持した。海運株や石油関連株の上げが目立った。 朝方に日経平均は一時600円を超す上昇となった。事実上の封鎖状態となっているホルムズ海峡をイランとインド、中国の船舶が通過することに関し、ベッセント米財務長官が「構わない」と16日の米CNBCのインタビューで述べた。これを受けてWTI期近物は一時1バレル=92ドル台まで急落。前日のニューヨーク市場で主要株価3指数が上昇し、朝方の日本株の支援材料となった。 個別では売買代金トップとなったキオクシアホールディングス<285A>やフジクラ<5803>、古河電気工業<5801>が下値を探り、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>が軟調。任天堂<7974>や三井金属<5706>が株価水準を切り下げたほか、コマツ<6301>やソニーグループ<6758>、ソフトバンクグループ<9984>が安く、古河機械金属<5715>や東洋エンジニアリング<6330>が売りを浴び、Link-Uグループ<4446>やエンプラス<6961>、サムコ<6387>が急落した。 半面、トヨタ自動車<7203>やNTT<9432>がしっかり。三井物産<8031>や第一三共<4568>、ニトリホールディングス<9843>が買われ、川崎汽船<9107>が急伸。村田製作所<6981>や太陽誘電<6976>が値を飛ばし、鉄建建設<1815>が堅調。ギフトホールディングス<9279>がストップ高に買われた。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、イビデン <4062>、中外薬 <4519>、TDK <6762>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約111円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、東エレク <8035>、フジクラ <5803>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約309円。うち159円はアドテスト1銘柄によるもの。 東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)石油・石炭、(4)医薬品、(5)卸売業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)その他製品、(3)ガラス・土石、(4)化学、(5)電気機器。 ■個別材料株 △ベクターHD <2656> [東証S] 高性能サーバーレンタル事業で受注。 △テラドローン <278A> [東証G] 27年1月期最終赤字縮小へ。 △ブレインズ <4075> [東証G] 1月中間期が黒字転換。 △IGS <4265> [東証G] 予測市場プラットフォームβ版を正式提供。 △ヒュマメイド <456A> [東証G] 今期は過去最高業績の更新見通しで株式分割も実施。 △TOブックス <500A> [東証S] 電子書籍の販売好調で26年4月期業績予想を上方修正。 △多摩川HD <6838> [東証S] 電子・通信用機器事業好調で第1四半期最終利益は通期計画超過。 △マツモト <7901> [東証S] JPYCとステーブルコイン活用の社会実験目指しMOU締。 △川崎汽 <9107> [東証P] ホルムズ海峡の一部船舶通過を受けて買い戻し圧力。 △ギフトHD <9279> [東証P] 食材コスト高一服と製造効率向上で今期利益予想を上方修正。 ▼リンクユーG <4446> [東証P] 今期下方修正を嫌気。 ▼PowerX <485A> [東証G] 信用取引規制を嫌気。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ギフトHD <9279>、(2)Jディスプレ <6740>、(3)WSCOPE <6619>、(4)東邦システム <4333>、(5)川崎汽 <9107>、(6)ダイヤHD <6699>、(7)第一三共 <4568>、(8)郵船 <9101>、(9)アーレスティ <5852>、(10)村田製 <6981>。 値下がり率上位10傑は(1)リンクユーG <4446>、(2)エンプラス <6961>、(3)サムコ <6387>、(4)マルマエ <6264>、(5)古河電 <5801>、(6)リガクHD <268A>、(7)住友電 <5802>、(8)稀元素 <4082>、(9)シード <7743>、(10)芝浦 <6590>。 【大引け】 日経平均は前日比50.76円(0.09%)安の5万3700.39円。TOPIXは前日比16.34(0.45%)高の3627.07。出来高は概算で21億5363万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1007、値下がり銘柄数は524となった。東証グロース250指数は750.72ポイント(12.38ポイント安)。 [2026年3月17日] 株探ニュース