午前:債券サマリー 先物は大幅反発、日銀利上げ観測後退 長期金利2.090%に低下
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20日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は大幅反発した。1月の全国消費者物価指数(CPI)の内容を受け、日銀の早期利上げ観測が後退した。中東情勢の緊迫化によりリスク回避ムードが広がるなか、安全資産とされる国債の買い需要が増加した。 総務省が発表した1月の全国CPIは、生鮮食品を除くコアCPIが前年同月比2.0%上昇。12月の2.4%から伸び率は鈍化した。総合では1.5%の上昇となり、2%を割り込んだ。政府の物価高対策の影響が出た物価指標を契機に、日銀の早期利上げ観測が後退し、債券買いを誘発した。 米国によるイランへの軍事行動の可能性が意識されたことも、債券に資金をシフトさせる投資家行動を促した。この日は米運用会社による一部ファンドの解約停止に伴う緊張感も重なってリスク回避ムードとなり、日経平均株価は一時700円を超す下落となった。 先物3月限は前営業日比24銭高の132円65銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.050ポイント低い2.090%で推移している。 出所:MINKABU PRESS