話題株ピックアップ【夕刊】(3):TORICO、農業総研、ダイワ通信

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材料

■TORICO <7138>  487円   +80 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 TORICO<7138>がストップ高。25日の取引終了後、同日に暗号資産(仮想通貨)のイーサリアム(ETH)について、216.8256ETHを9999万9967円で取得したと発表しており、材料視した買いが入った。平均取得単価は46万1200円で、現在の市場価格を直近の価格推移と比較し投資実行に適した水準であると判断した。

■農業総合研究所 <3541>  614円   +100 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値
 農業総合研究所<3541>がストップ高。SOMPOホールディングス<8630>が25日の取引終了後、100%子会社SOMPO Light Vortexを通じ、同社の非公開化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格の767円にサヤ寄せする格好となった。SOMPOグループの一員とすることで、資本基盤の強化による機動的な成長施策の実行やグループのネットワークを活用したITプラットフォームの高度化などを図り企業価値を向上させるのが狙い。TOB価格は767円で、買い付け予定数は1795万8229株(下限1068万8800株、上限設定なし)、買付期間は12月26日から26年2月16日までを予定している。TOB成立後、農業総研は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を12月25日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、農業総研は今回のTOBに対して賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。

■ダイワ通信 <7116>  950円   +150 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 ダイワ通信<7116>がストップ高。モバイル事業としてソフトバンク<9434>の一次代理店でモバイル機器を販売するほか、防犯・監視カメラなどを販売するセキュリティー事業を展開する。25日取引終了後、自社の株主をIWAMOTOアセットマネジメント及び同社の元代表取締役である岩本秀成氏のみとする株式併合を行うことを発表した。株式併合に伴い1株1200円でスクイーズアウト(強制買い取り)を実施する。株価はこれにサヤ寄せする形で一気に株価水準を切り上げる動きとなった。なお、同社株は26年3月に上場廃止となる。

■いつも <7694>  660円   +100 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値
 いつも<7694>がストップ高。同社は25日の取引時間中に、TikTok Shopのストア運営支援の成果について発表。これを材料視した短期資金が断続的に流入し、株高に弾みをつけたようだ。直近1カ月の事例としてライブコマースやショート動画施策を通じ、複数の大型成果を創出した。1回のライブコマースで流通取引総額(GMV)3000万円を達成した事例や、月間GMV3億円以上を記録した事例、大手企業の公式アカウント支援において1週間でGMVが2000万円、関連コンテンツの総閲覧数が約2000万回を突破した事例などを紹介している。

■ファインズ <5125>  728円   +100 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値
 ファインズ<5125>がストップ高。午後2時30分ごろ、人材紹介事業を展開するオルプラ(東京都品川区)とNexil(東京都渋谷区)のそれぞれ全株式を来年1月に取得し子会社化すると発表しており、事業拡大への期待感から買いが入ったようだ。2社の集客ノウハウとファインズのWebマーケティングの知見を融合することで、年間12万人超が利用する新たな人材プラットフォームを形成し、若年層・エッセンシャルワーカーの転職支援市場におけるリーディングカンパニーを目指す。また、2社の採用支援の知見とファインズのDX支援の知見を融合させることで、AI技術を活用しながら顧客の採用プロセス全般を支援する最新のRPO(リクルートメントプロセスアウトソーシング)の提供などの新しい取り組みを進めとしている。取得価額は合計で約10億9600万円。なお、同件が業績予想に与える影響は他の要因も含めて精査中としている。

■マイネット <3928>  282円   +16 円 (+6.0%)  本日終値
 マイネット<3928>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろ、25年12月期の連結業績予想について、営業利益を3億1200万円から3億7500万円(前期比12.4%減)へ、純利益を1億6600万円から2億2000万円(同10.2%減)へ上方修正したことが好感された。第4四半期に見込んでいた案件のうち、新規スポーツプロダクト以外の案件で成約や開始時期の期ずれが発生したことにより、売上高は85億円から75億円(同15.2%減)へ下方修正したものの、主力のゲーム事業のセカンダリー領域が想定以上に好調に推移したことや、運営タイトルの収益性が高まったこと、更にコストコントロールの効果もあって利益は上振れる見通しという。

■アルピコHD <297A>  230円   +13 円 (+6.0%)  本日終値
 アルピコホールディングス<297A>は急動意。25日取引終了後、26年3月期から株主優待制度を導入すると発表した。毎年3月末時点で500株以上を保有する株主が対象。保有株数に応じて、グループで運営するホテル・旅館の優待券などを贈呈する。

■fonfun <2323>  978円   +55 円 (+6.0%)  本日終値
 fonfun<2323>が7連騰し07年2月以来約18年10カ月ぶりの高値となった。25日の取引終了後、1月29日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家にとってより投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。

■東邦亜鉛 <5707>  949円   +49 円 (+5.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 東邦亜鉛<5707>が急反騰。銀相場の上昇に歯止めが掛からず、クリスマス明けの26日のアジア時間で銀価格は4%を超す上昇となり、初めて1オンス=75ドルを上回った。米国がナイジェリア北西部でイスラム過激派組織に対して空爆を行ったと伝わった。ベネズエラ情勢の緊迫化も相まって、地政学リスクの高まりを意識した買いが金価格を押し上げ、銀価格がこれに連れ高したもようだ。銀相場の上昇を背景に、鉛・銀精錬事業を主力とする東邦鉛に対しては、収益面での好影響を期待した買いが入った。プラチナ、パラジウムも含め貴金属は高値圏で推移しており、これらを回収・精錬するアサカ理研<5724>も大幅高。貴金属リサイクル事業を手掛ける中外鉱業<1491>も反発している。

●ストップ高銘柄
 パワーエックス <485A>  2,383円   +400 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 TMH <280A>  1,135円   +150 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 誠建設工業 <8995>  1,657円   -500 円 (-23.2%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄


株探ニュース

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