話題株ピックアップ【夕刊】(2):CIJ、三菱HCキャ、トヨタ
投稿:
■CIJ <4826> 535円 +7 円 (+1.3%) 本日終値 CIJ<4826>が続伸。25日の取引終了後、日立製作所<6501>のデジタルシステム&サービスセクター(DSS)と業務提携契約を締結したと発表したことが好感された。業務提携を通じて効率的なリソースの活用と新たなビジネス機会の創出を図るのが狙いで、システム開発事業や人材育成の推進で協働する。 ■ほくほくFG <8377> 4,615円 +38 円 (+0.8%) 本日終値 ほくほくフィナンシャルグループ<8377>が続伸し年初来高値を更新した。25日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが材料視された。上限を170万株(自己株式を除く発行済み株数の1.40%)、または60億円としており、取得期間は26年1月6日から4月17日まで。株主への利益還元と機動的な資本政策による資本効率、企業価値の向上を図ることが目的としている。 ■愛知時計電機 <7723> 2,665円 +19 円 (+0.7%) 本日終値 愛知時計電機<7723>が続伸。25日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を6万株(発行済み株数の0.39%)、または1億8000万円としており、取得期間は26年1月5日から1月30日まで。譲渡制限付株式報酬制度に基づき、割当対象者へ今後交付を予定する株式の取得のためとしている。 ■三菱HCキャピタル <8593> 1,315円 +9 円 (+0.7%) 本日終値 三菱HCキャピタル<8593>が続伸。この日、独自開発のリニアモータを使用した都市型立体ロボット倉庫システム「CUEBUS(キューバス)」を提供するCuebus(東京都台東区)と資本・業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。三菱HCキャが、スタートアップ企業とのオープンイノベーションを通じた新サービスの創出、新事業の開発促進を目的に運用する「イノベーション投資ファンド」を活用する。提携により両社は今後、「CUEBUS」のサブスクリプション型サービスを構築・提供し、物流拠点の自動化・効率化を促進するとしている。 ■ロードスターキャピタル <3482> 3,010円 +15 円 (+0.5%) 本日終値 ロードスターキャピタル<3482>はしっかり。25日取引終了後、デジタル証券の発行・流通基盤を持つHash DasH Holdings(東京都千代田区)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。今後、不動産セキュリティ・トークン・オファリング(STO)の物件供給から案件組成、販売、運用までを一貫して提供できる体制の構築を目指す。 ■ヒロセ電機 <6806> 17,400円 +80 円 (+0.5%) 本日終値 ヒロセ電機<6806>は続伸。25日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を100万株(自己株式を除く発行済み株数の3.03%)、または150億円としており、取得期間は26年1月5日から7月31日まで。株主還元充実及び資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の一つとして実施するとしている。 ■トヨタ自動車 <7203> 3,380円 +6 円 (+0.2%) 本日終値 トヨタ自動車<7203>は小じっかり。日本経済新聞電子版が25日夜、「トヨタ自動車は2026年の世界生産台数(レクサス含む)を1000万台超とする計画を固めた」と報じた。1000万台に乗るのは2年連続となるという。来年の生産が堅調に推移するとの期待が株価を下支えしている。もっとも前日の欧米市場がクリスマスのため休場となり、海外の投資家による商いが細るなか、上値を追う姿勢は限られた。記事によると、国内生産は4年連続で300万台を超える見通しで、主要な部品企業に計画の通知を始めたとしている。 ■象印マホービン <7965> 1,573円 -70 円 (-4.3%) 本日終値 東証プライム 下落率4位 象印マホービン<7965>が軟調推移。同社は25日の取引終了後、25年11月期の連結決算とともに、26年11月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比1.5%増の925億円、営業利益は同11.2%減の66億円、最終利益は同19.7%減の48億円を見込む。同社は22日に前期業績の計画上振れ着地について公表していた。今期が減益となる見通しを示したことが株価の重荷となったようだ。米国の関税政策の影響によるコストや、子会社の新社屋移転に関する費用の増加などを業績予想に織り込んだ。また、同社は前期の期末配当予想について、これまでの見通しの34円(うち特別配当14円)から52円(同32円)に増額修正した。前期の年間配当予想は82円(同42円)で、前の期と比べ42円の増配となる。今期の配当予想は中間・期末でそれぞれ23円の年間46円とした。あわせて中期経営計画も公表。28年11月期に売上高1000億円、営業利益90億円、ROE(自己資本利益率)8%(25年11月期実績6.8%)とする目標を掲げた。 ■ナガイレーベン <7447> 1,828円 -80 円 (-4.2%) 本日終値 東証プライム 下落率5位 ナガイレーベン<7447>は4日続落。25日取引終了後、第1四半期(9~11月)連結決算を発表。売上高は29億2000万円(前年同期比9.0%減)、営業利益は4億1200万円(同28.8%減)だった。前期の売り上げ増の反動が出た格好。これがネガティブ視されたようだ。なお、大口案件を含む更新案件が第2四半期以降に集中していることから、会社側では「計画通りの進捗」とした。 ■島津製作所 <7701> 4,160円 -102 円 (-2.4%) 本日終値 島津製作所<7701>が3日続落。25日の取引終了後、チェコに本拠を置く電子顕微鏡メーカーのテスキャン社を買収すると発表した。テスキャン社は、分析計測機器市場のなかでも高成長が見込まれている電子顕微鏡のパイオニアの1社として知られ、マテリアルサイエンス、半導体、ライフサイエンスの領域で欧米・アジア地域など世界80カ国で累計4000台以上の販売実績を有している。島津では、分析計測事業のミッシングピースである電子顕微鏡領域で強固な事業基盤を獲得できるとしているが、買収金額が6億7800万ドル(約1058億円)と高額であることから財務面への負担を警戒した売りが出たようだ。 株探ニュース
