午前:債券サマリー 先物は小反発、朝方の売り一巡後は持ち直す

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市況

 8日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反発。前週末の米債券安を受けた売りは朝方で一巡し、その後は押し目買いが入り持ち直した。

 5日に発表された12月のミシンガン大学消費者態度指数(速報値)が市場予想を上回り、同日の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが円債に影響。日本経済新聞電子版が5日に「日銀は18、19日の金融政策決定会合で政策金利を0.75%に引き上げるか議論する」と報じたこともあり、債券先物は朝方に一時133円88銭まで軟化した。ただ、先物は前週末にかけて3日続落していたことから値ごろ感が意識されやすく徐々に買いが流入。内閣府が公表した7~9月期の実質国内総生産(GDP)改定値が年率換算で2.3%減と、速報値の1.8%減から下方修正されたことも債券の下支えとなったようだ。

 午前11時の先物12月限の終値は、前週末比2銭高の133円96銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末と同じ1.950%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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