【今週読まれた記事】割安放置からの“株価変貌”サインは『黒字転換』

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コラム

 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は11月29日から12月5日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 今週、相場の主役となったのは日米の金融政策でした。今月18~19日に予定される日銀金融政策決定会合で利上げに動く可能性が高まり、週明け1日の日経平均株価は一時1000円超の下落。しかし、今度は9~10日に予定される米FOMCで利下げに踏み切るとの見方が強まったことが好感され、水・木曜日の2日間で日経平均は1700円超の大幅反発、TOPIXは最高値を更新する結果となりました。週末は利益確定売りに押されて下落したものの、日経平均は前週末比237円高の5万0491円で今週の取引を終えています。

 それにしても日々の値動きが荒く、先が予想しづらい相場です。<相場観特集>で見通しを伺った雨宮総研代表の雨宮京子氏は「年内の日経平均のレンジとしては上値が5万1000円前後、下値は11月下旬の安値水準である4万8500円近辺」と想定。ここをオーバーシュートした場合は「売り買いともに反対売買のタイミングとみておきたい」と予想しています。記事では雨宮氏の注目するテーマや銘柄などにも触れ、多くのアクセスを獲得。アクセスランキング上位入りとなりました。

 TOPIXは今週、最高値を更新したものの「依然として日経平均株価に対して出遅れ感が著しく、未だ推定目標値には達していない」と論じるのは「【植木靖男の相場展望】 ─当面、出遅れの内需主導株が人気か」の植木氏。植木氏はTOPIXの目標値を「3700」と設定しており、これは4月安値からの黄金比(1.65倍)を使った目標値です。日経平均は既に到達しており、TOPIXが続けるか注目されます。この記事も多くのアクセスを獲得、トップ10入りの人気となりました。

 相場コラムは今週も以下のすべての記事がランキング入り。相場観特集は前述の雨宮氏のほか、SBI証券投資情報部長の鈴木英之氏にも見通しと物色の方向性を伺っています。どの記事もお見逃しなく。

  【杉村富生の短期相場観測】 ─国策に逆らうな!世相にカネを乗せよ!
  【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ "世界のてっぺん"の礎となる重点投資分野!
  【和島英樹のマーケット・フォーキャスト】─物色意欲の強さを支えに、掉尾の一振に進む可能性も
  エヌビディアVSグーグル、2大陣営激突でAI投資はどう変わる<大山季之の米国株マーケット・ビュー>
  需給の壺―為替の需給構造①―【若桑カズヲの株探ゼミナール】


 足もとの荒い値動きを予想するのは困難ですが、時間軸をやや広めにとって相場を俯瞰することは可能です。現在の株価水準は比較的に底堅いと見られており、その理由の一つに先ごろ発表された9月中間期決算発表で企業のファンダメンタルズの堅調さが示されたことがあります。「株価変貌の萌芽を見逃すな、評価急拡大中の『黒字転換』銘柄6選 <株探トップ特集>」は、割安放置された銘柄群から今期“黒字転換”を計画し、株価の居所を大きく変える可能性がある6銘柄を選抜。見事アクセスランキング首位に輝きました。

 銘柄スクリーニング関連では、25年7-9月期に経常利益が前年同期比“2倍超”に達した銘柄をリストアップした「25年7-9月期【利益倍増】企業はこれだ! <成長株特集>」が人気企画に。今週配信した第3弾、第4弾が両記事とも上位入りとなりました。

  25年7-9月期【利益倍増】企業はこれだ!〔第3弾〕 37社選出 <成長株特集>
  25年7-9月期【利益倍増】企業はこれだ!〔第4弾〕 34社選出 <成長株特集>

 また、12月入りしたことで配当狙いの動きも活発化しています。今月末に配当基準日を迎える高利回りランキング「12月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」がトップ10入り。<割安株特集>では「10万円以下で買える」シリーズも定番人気となっています。

  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 12月3日版
  10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 24社【プライム】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 28社【スタンダード】編 <割安株特集>


 アクセスランキング2位は「師走IPOスタート、本年最大級『SBI新生銀行』などに関心集まる <株探トップ特集>」が獲得。例年12月は3月と並んでIPOが特に多い期間であり、注目度も高まります。記事では12月IPO銘柄の紹介に加え、時価総額や初値上昇率の傾向なども分析。多くのアクセスを獲得しました。

 投資テーマ関連ではそのほか、大規模自然災害への対応や老朽化したインフラの修復などが急務となるなか、国策として20兆円規模の中期計画や副首都構想などが動き出している状況をリポートした「20兆円超の追い風『建設コンサル』、副首都構想で大車輪の上昇相場へ <株探トップ特集>」が8位にランクイン。また、以下の記事も上位入りとなっています。

  「フィジカルAI」が7位浮上、大手企業の動き相次ぐ<注目テーマ>
  「造船」が5位にランクイン、業界再生に向けた動き本格化で注目度高まる<注目テーマ>

  「カスハラ対策」義務化で急転開、政策追い風に勇み立つ有望株を追う <株探トップ特集>
  再稼働の動き相次ぐ、大転回する舞台「原発関連株」刮目の6銘柄 <株探トップ特集>


 日々多くの発表が行われる中、重要な発表を見逃さないための定番人気記事「明日の好悪材料」と「サプライズ決算」。先週末から今週にかけて配信した記事は以下の通りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (11月28日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月1日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月2日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月3日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (12月4日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (12月02日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (12月03日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (12月04日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (12月05日)
  ※1日は「該当銘柄なし」



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