午後:債券サマリー 先物は大幅反落、翌日の30年債入札を警戒 長期金利1.890%に上昇
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3日の債券市場で、先物中心限月12月限は大幅反落した。日銀の利上げ観測が円債相場の重荷となったほか、財政拡張懸念がくすぶるなかで翌日に実施される30年債入札の結果に対する警戒感も広がり、先物に売り圧力を掛けた。 この日は日経平均株価が後場に一段高となり、5万円の大台に乗せた。国債などの安全資産から、リスク性資産に資金をシフトさせる動きも広がったようだ。日銀は定例の国債買い入れオペを4本実施。このうち超長期ゾーンとなる「残存期間10年超25年以下」の応札倍率は3.16倍と前回から上昇し、3倍を上回った。超長期債の保有ニーズの乏しさが示されたとの受け止めもあり、先物は後場に一段安となった。 先物12月限は前営業日比25銭安の134円45銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.035ポイント高い1.890%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS
