ペプドリ、今期最終を一転赤字に下方修正
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ペプチドリーム <4587> [東証P] が12月2日大引け後(15:30)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。25年12月期の連結最終損益を従来予想の151億円の黒字→40億円の赤字(前期は150億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の172億円の黒字→18.7億円の赤字(前年同期は29.1億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。 株探ニュース 会社側からの【修正の理由】 2025年2月13日に公表いたしました当社の2025年12月期通期連結業績予想では、当期中に特定の開発マイルストーンの達成および新規提携が高い確度で達成されることを想定していました。売上収益に大きく寄与する案件の1つとして、自社品である経口マイオスタチンプログラムの導出が想定されていました。2025年12月期においても、当社はこの有望なプログラムを進展させ、経口バイオアベイラビリティやユニークな二重の作用機序に関する強力なデータ・パッケージに加えて、臨床開発段階へ進めていくためのIND申請データの構築を進めてまいりました。本プログラムに関心の高い複数企業との提携交渉は順調に進展していますが、現在も継続中であり、本年12月末までの時間的制約を勘案しますと当期中に契約締結の完了には至らない見通しとなりました。本プログラムにおいて当社は、株主価値を最大化し、革新的な治療法を患者さんにお届けするため、最適なパートナーとの提携を実現することを最優先に考えています。本プログラムが業界で認知される唯一の経口マイオスタチン阻害薬であること、および最近の臨床試験において、マイオスタチン・アクチビン経路の阻害薬が体重減少薬との併用によって健康的な減量に寄与する明確なエビデンスが示されたことからも、当社プログラムは高い優位性を有するものと考えています。またマイオスタチンプログラム以外において、当期中に発生することを見込んでいた提携プログラムの開発マイルストーンおよび新規プログラム契約締結の時期が2026年12月期に期ずれする見通しとなりました。これらの状況を踏まえ、当社は2025年12月期通期連結業績予想における売上収益を180億円に修正し、またこれに伴い、Core営業利益・営業利益・当期純利益の各利益項目について業績予想を修正いたします。当社は、5つのコア領域において、革新的で高い価値を有する治療薬・診断薬の創製、および幅広い臨床開発パイプラインの構築に注力しており、世界中の患者さんの重要なアンメット・メディカル・ニーズに応えることを目指しています。2025年12月期においても非常に生産的な成果を重ねてきており、過去12か月間において4つのRI-PDC提携プログラムが臨床開発段階へと進展するとともに、PSMAプログラムでは国内承認取得を目指した臨床試験を開始し、自社品であるCA9プログラムでは米国FDAへのIND申請を提出いたしました。また、当社より導出したGhRプログラムでは第2相臨床試験が開始されています。2025年12月5日に開催予定のR&D説明会では、臨床開発パイプラインの詳細な進捗について最新のアップデートをご説明させていただきます。※本件に関して、本日16時30分よりアナリスト・機関投資家・メディア向けの説明会(オンライン)を開催いたします。本説明会に関連する資料は、説明会終了後に当社ウェブサイト上での公開を予定しています。注)本予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる場合がございます。
