午前:債券サマリー 先物は続落、長期金利1.805%に上昇

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市況

 26日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は続落した。前日のニューヨーク市場で長期債相場が上昇(金利が低下)した流れを引き継ぎ買いが先行したものの、朝高後に下げに転じる展開だった。

 東京市場では日経平均株価の上げ幅が一時1000円を超え、安全資産とされる円債には重荷となった。財務省は26日午前、40年債入札の実施を通知した。入札結果に対しては一定の警戒感が広がっているもようで、先物に対して売り圧力を掛ける要因となった。

 前日のニューヨーク市場では米国の9月小売売上高や卸売物価指数、11月の消費者信頼感指数などの経済指標の結果を受けて12月の利下げ観測が強まった。次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長を巡る報道も手伝って債券選好の流れとなり、米長期金利は3.99%に低下した。

 先物12月限は前営業日比12銭安の134円88銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント高い1.805%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS

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