話題株ピックアップ【夕刊】(1):エーザイ、SREHD、ウエストHD
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■エーザイ <4523> 5,023円 +346 円 (+7.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位 エーザイ<4523>が3日ぶりに急反発。デンマークの製薬大手ノボノルディスクが経口セマグルチド製剤の臨床試験に関し、アルツハイマー病の進行を抑える効果が示されなかったと発表した。これを受けて24日にノボノルディスク株は急落。アルツハイマー病治療薬「レケンビ」を手掛けるエーザイに対しては、競合の医薬品メーカーの治験結果を受けて新薬の需要が中長期的に堅調に推移するとの期待が高まり、買いが集まったようだ。 ■SREホールディングス <2980> 3,295円 +175 円 (+5.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位 SREホールディングス<2980>が大幅に3日続伸。SBI証券は前営業日の21日、SREHDの目標株価を従来の8000円から8500円に増額修正した。投資判断は「買い」を継続する。AIクラウド&コンサルティング部門で、ヘルスケアやIT領域を対象に業務支援型クラウドツールやソリューションを提供するライフ&ヘルスケアソリューション分野に関して、下期の加速見込みを加味すれば足もとの進捗率は順調だと指摘。製品ミックスの改善が期待できるもようだとしたうえで、中期的な見通しを踏まえ好印象との見方を示す。同証券はSREHDの27年3月期営業利益予想を53億9400万円から57億9300万円に引き上げた。 ■ウエストHD <1407> 1,459円 +74 円 (+5.3%) 本日終値 ウエストホールディングス<1407>が後場一段高。同社はきょう、東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS、川崎市幸区)と再生可能エネルギー及び蓄電池の分野における協業推進を目的とした業務提携基本契約を締結したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。両社の役割は、ウエストHDが再生可能エネ発電所及び蓄電所の開発・建設・維持保有を行い、東芝ESSが電力の市場価格予測、蓄電池の充放電計画の作成、本蓄電所の制御、市場取引による収益化及びバランシング業務などのアグリゲーション業務を担当。また、両社の知見やノウハウを生かし、グリーントランスフォーメーション(GX)経営を推進する企業や自治体などを対象に、自家消費型太陽光、蓄電池、バーチャルPPA、余剰売電を含む統合エネルギーサービスの提案を行うとしている。 ■日本ビジネスシステムズ <5036> 1,461円 +74 円 (+5.3%) 本日終値 日本ビジネスシステムズ<5036>は高い。前週末21日取引終了後、自社株買いを実施すると発表した。取得上限は120万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.63%)、または24億円。期間は11月25日~来年2月28日。これが好感された。 ■北海道電力 <9509> 1,151円 +54 円 (+4.9%) 本日終値 北海道電力<9509>は大幅反発。北海道新聞が25日午後1時30分ごろ、「鈴木直道知事は25日、北海道電力泊原発(後志管内泊村)3号機について、26日に開会する定例北海道議会で、再稼働を容認する考えを示す方向で調整に入った」と報じた。 ■日本毛織 <3201> 1,766円 +72 円 (+4.3%) 本日終値 日本毛織<3201>は3日続伸。前週末21日の取引終了後、自社株200万株(消却前の発行済み株式総数の2.62%)を11月28日付で消却すると発表した。消却後の発行済み株式総数は7427万8858株となる。同時に期末配当予想は従来見通しから5円増額の30円(前期の期末配当は24円)にすると開示した。年間配当予想は47円(前期は40円)となる。株式需給の引き締まりと前向きな株主還元姿勢を評価した買いが入った。 ■アドバンテスト <6857> 19,080円 +765 円 (+4.2%) 本日終値 アドバンテスト<6857>が反発。前日の米国株市場では半導体関連株が軒並み上昇し、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4.6%高と急騰した。ただ、AI半導体関連株のシンボルストックであるエヌビディア は2%強の上昇にとどまり、75日移動平均線を上回れずに取引を終えた。市場ではグーグルが開発した最先端AIモデル「Gemini(ジェミニ)3」への期待が大きい一方、同モデルは高性能だけでなく低コストを売り物としており、エヌビディアの最先端GPUブラックウェルなどへのニーズが中期的に低下するのではないかとの思惑も錯綜している。エヌビディアを主要顧客とするアドテストにとってもネガティブに作用する可能性があるだけに、上値追いにやや慎重となっている面もあるようだ。アドテストは前週末に2500円強の急落をみせており、きょうはその半値戻しにも満たない状況となっている。 ■栄研化学 <4549> 2,415円 +72 円 (+3.1%) 本日終値 栄研化学<4549>が3日続伸。21日の取引終了後に提出された変更報告書で、英投資運用会社のニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者による株式保有割合が28.92%から32.79%に上昇したことが判明し思惑買いが流入した。保有目的は、投資及び経営陣に対する経営の助言並びに重要提案行為などを行うこと、としている。報告義務発生日は11月14日となっている。 ■ホソカワミクロン <6277> 5,450円 +160 円 (+3.0%) 本日終値 ホソカワミクロン<6277>は3日続伸。香港に拠点を置くエイシオン・パートナーズが前週末21日の取引終了後、新たにホソミクロンの株式について5%を超えて保有していることが明らかになり、思惑的な買いが入った。大量保有報告書によると、エイシオン・パートナーズの保有割合は5.05%。報告義務発生日は11月14日。保有目的は「経営陣との建設的な対話を通じて発行者の企業価値及び株主価値の向上を目指すとともに、状況に応じて重要提案行為等を行うこと」としている。 ■NISSHA <7915> 1,171円 +33 円 (+2.9%) 本日終値 NISSHA<7915>は反発。前週末21日取引終了後、12月4日付で283万9538株(発行済み株式総数の5.58%)の自社株を消却すると発表した。将来の株式の希薄化懸念の払拭と浮動株比率の向上を図るため。これが手掛かりとなったようだ。 株探ニュース
