ソフトバンクGが軟調、米ハイテク株高追い風も強弱観対立し上値重い
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ソフトバンクグループ<9984.T>が軟調展開。前週末に2000円あまりの急落に見舞われたが、きょうは先物主導のインデックス買いや空売り筋のショートカバーなどを誘導しているが上値が重い。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が2.7%高と大幅高に買われたほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4.6%高と急騰した。米ハイテク企業に積極投資するソフトバンクGにとっては足もとで追い風となる。ただ、米ハイテク株高を牽引したのはグーグルを傘下におくアルファベット<GOOGL>で、同社の開発した最先端AIモデル「Gemini(ジェミニ)3」への高評価が同社株を押し上げ、全体リスクオン相場にも貢献する形となったが、ジェミニ3は高性能かつ低コストを売り物としており、「AIデータセンターへの過剰投資に警鐘を鳴らす材料ともなり得る」(証券系アナリスト)という指摘もある。ソフトバンクGの株価に、マイナスに働く可能性も指摘される。 出所:MINKABU PRESS
