午後:債券サマリー 先物反発、流動性供給入札後に伸び悩む 長期金利1.780%に低下

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市況

 21日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発した。直近で大幅安となった反動に加え、前日のニューヨーク市場で債券価格が上昇(金利が低下)したことが支えとなった。

 9月の米雇用統計で失業率が悪化したことで、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測がやや強まった。円債市場では財政懸念を背景に直近で債券価格が急低下(金利は急上昇)していた。21日午後に政府は総合経済対策を閣議決定したが、事前に報じられていたこともあり相場への影響は限られた。財務省は同日、流動性供給入札(残存期間1年超5年以下)を実施。応札倍率は3.44倍となり、前回(9月8日)の4.50倍を下回った。市場では弱めの結果と受け止められ、先物は午後に入り伸び悩んだ。

 先物12月限は前営業日比28銭高の135円24銭で終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.035ポイント低い1.780%で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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