東京株式(前引け)=続落、利下げ思惑後退を受けた米株安に追随

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市況

 17日前引けの日経平均株価は前営業日比365円00銭安の5万0011円53銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は12億2975万株、売買代金概算は3兆1697億円。値上がり銘柄数は439、対して値下がり銘柄数は1115、変わらずは57銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、これまで売られていた半導体やAI関連の主力どころは強かった一方で、内需の消費関連株などに大きく値を下げるものが目立ち、日経平均は前週末に続き下値を探る展開を強いられた。一時フシ目の5万円大台を割り込む場面もあった。その後は下げ渋りいったんプラス圏に浮上したものの、買いは続かず前引けにかけて売り直された。米国での追加利下げ期待がひと頃より後退するなか、前週末のNYダウの下落に追随する展開に。値下がり銘柄数がプライム市場全体の約7割を占め、TOPIXの下落率は日経平均を上回っている。

 個別ではサンリオ<8136.T>が大幅安、ファーストリテイリング<9983.T>の下げもきつい。ニデック<6594.T>、ソニーグループ<6758.T>も売りに押された。良品計画<7453.T>、FOOD & LIFE COMPANIES<3563.T>も大幅安。ネットプロテクションズホールディングス<7383.T>がストップ安、Appier Group<4180.T>、CKD<6407.T>なども急落した。半面、売買代金首位のキオクシアホールディングス<285A.T>が大幅高、ソフトバンクグループ<9984.T>、フジクラ<5803.T>なども買いを集めた。三井金属<5706.T>が値を上げ、三菱重工業<7011.T>もしっかり。三井E&S<7003.T>が物色人気となった。電気興業<6706.T>が値上がり率首位となり、朝日インテック<7747.T>、メドレー<4480.T>なども値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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