10万円以下で買える、上期増収増益＆低PBR 23社 【スタンダード】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ＳＢＩ証券、楽天証券、ＧＭＯクリック証券のネット証券3社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。

　東証スタンダード上場企業では749銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、26年3月期上期(4-9月)に増収増益を達成し、割安を見分ける基準となるPBR(株価収益率)が1倍未満の銘柄に注目してみた。

　下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額80億円以上、(3)4-9月期に売上高と経常利益が前年同期比で増加、(4)PBRが0.8倍未満――を条件に投資妙味が高まる23社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは14日現在)

　14日(金)に配信した「10万円以下で買える、上期増収増益＆低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。

　　　　　　　　　　 最低投資　　┌─売上高─┐　　┌ 経常利益 ┐　　　　
コード 銘柄名　　　　　　金額　 増収率　4-9月期　 増益率　 4-9月期　　 PBR
<9980> ＭＲＫＨＬＤ　　　9400　　　4.9　　10510　　220.0　　　 352　　0.63
<7795> ＫＹＯＲＩＴ　　 19500　　 10.4　　20025　　　4.5　　　 532　　0.47
<4366> ダイトーケミ　　 26600　　　2.9　　 9562　　 18.7　　　 419　　0.56
<5282> ジオスター　　　 34200　　　7.2　　12580　　　6.0　　　 655　　0.44
<7442> 中山福　　　　　 40500　　　3.1　　20321　　 89.1　　　 348　　0.35

<6165> パンチ　　　　　 42200　　　2.9　　20564　　 70.8　　　1035　　0.55
<2112> 塩水糖　　　　　 51000　　　3.1　　16667　　　4.3　　　1570　　0.77
<8285> 三谷産業　　　　 52800　　 16.2　　56621　　 96.0　　　2280　　0.61
<3123> サイボー　　　　 61100　　　4.0　　 5430　　　1.8　　　 783　　0.42
<7561> ハークスレイ　　 65900　　 20.9　　25525　　　4.0　　　1115　　0.49

<6743> 大同信　　　　　 72500　　 18.3　　11319　　132.0　　　1098　　0.45
<8563> 大東銀　　　　　 78300　　 15.8　　 7553　　　3.3　　　1398　　0.31
<8841> テーオーシー　　 83400　　 13.6　　 7131　　 43.7　　　1413　　0.72
<8772> アサックス　　　 86200　　 17.3　　 4228　　 37.1　　　2785　　0.57
<7271> 安永　　　　　　 86300　　 11.1　　16324　　595.0　　　 751　　0.77

<5940> 不二サッシ　　　 86900　　　1.3　　48273　　655.0　　　 415　　0.46
<6262> ペガサス　　　　 88100　　　9.0　　11409　　 16.8　　　 662　　0.69
<3447> 信和　　　　　　 89300　　 15.9　　 9902　　 57.1　　　1280　　0.75
<5951> ダイニチ工業　　 90200　　　6.6　　 6977　　131.0　　　 462　　0.52
<6488> ヨシタケ　　　　 95300　　　7.3　　 5100　　 71.0　　　 886　　0.70

<1827> ナカノフドー　　 96900　　　3.9　　55795　　 13.9　　　2185　　0.75
<3551> ダイニック　　　 98200　　　1.6　　22029　　　5.0　　　1100　　0.30
<5368> 日本インシュ　　 99400　　 27.5　　 7236　　 72.7　　　 701　　0.62

※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増収率・増益率が％、PBRが倍。
※今期配当が無配の企業は除いた。

株探ニュース