出光興産は5日続伸、通期業績予想を引き上げ上限3.5%の自社株買いも発表

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 出光興産<5019.T>は5日続伸している。11日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高予想を前回予想の7兆9000億円から7兆9500億円(前期比13.5%減)、営業利益予想が370億円から680億円(同58.1%減)、最終利益予想を500億円から750億円(同27.9%減)に引き上げた。同時に取得総数4300万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.5%)、取得総額300億円を上限とする自社株買いを開示。減益幅の縮小見通しと株主還元姿勢を評価した買いが集まっている。

 燃料油セグメントにおいて、原油価格と販売価格の差となる利幅(マージン)が国内で良化する。9月中間期は売上高が3兆8056億5300万円(前年同期比15.5%減)、営業利益が258億4400万円(同73.4%減)、最終利益が360億7500万円(同63.7%減)だった。燃料油セグメントにおける原油価格の下落が減収につながった。基礎化学品セグメントの海外製品マージンの縮小や資源セグメントにおける石炭価格の低下なども響いた。

 自社株買いの取得期間は12日から26年11月11日まで。市場買い付けで実施し、取得した株式は27年3月31日に消却する。

出所:MINKABU PRESS

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