午前:債券サマリー 先物は続落、米金利上昇が影響

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市況

 30日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。米連邦準備理事会(FRB)による12月利下げ観測が後退し、前日の米長期金利が上昇したことが影響した。

 29日まで開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが決まったが、パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で「12月会合での利下げ決定は既定路線ではない」などと発言。タカ派的と受け止められ、29日の米長期債相場が反落(金利は上昇)した流れが東京市場に波及した。この日は日銀金融政策決定会合の結果が発表されるほか、夕方には植田和男総裁の会見が予定されており、積極的な買いが手控えられるなか債券先物は135円80銭まで下押す場面があった。

 午前11時の先物12月限の終値は、前日比24銭安の135円89銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.680%に上昇し、その後は1.675%(前日比0.025%上昇)で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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