前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■ニデック <6594> 2,070.5円 (-500円、-19.5%) ストップ安 東証プライムの下落率トップ。ニデック <6594> [東証P]がストップ安。東京証券取引所は27日の取引終了後、ニデックを特別注意銘柄に28日付で指定すると発表した。財務諸表に添付される監査報告書において意見不表明が記載され、内部管理体制などについて改善の必要性が高いと認められるため、としている。また、日本経済新聞社は27日の取引終了後、ニデックを日経平均株価の構成銘柄から除外すると発表。株価指数連動型のファンドによる売り需要が意識されたようだ。銘柄入れ替えは11月5日付。ニデックの除外に伴い、日経平均構成銘柄にイビデン <4062> [東証P]が採用される。 ■ホギメデ <3593> 5,090円 (-420円、-7.6%) 東証プライムの下落率8位。ホギメディカル <3593> [東証P]が急反落。27日取引終了後に4-9月期連結決算を発表し、売上高は188億5700万円(前年同期比3.9%減)、営業利益は12億7700万円(同38.7%減)だった。キット製品の売上高が伸び悩んだほか、材料費や人件費の増加が利益面で響いた。 ■キヤノン <7751> 4,398円 (-254円、-5.5%) キヤノン <7751> [東証P]が3日ぶり急反落。27日の取引終了後、25年12月期の連結業績予想について、営業利益を4600億円から4510億円(前期比61.2%増)へ、純利益を3300億円から3255億円(同2.0倍)へ下方修正したことが嫌気された。売上高は4兆6000億円から4兆6160億円(同2.4%増)へ上方修正した。カメラやネットワークカメラは成長を継続するほか、生成AI向けを中心に半導体露光装置需要が堅調に推移していることなどが寄与する。ただ、先行きの不透明感から一部の地域で商談の後ろ倒しが見られることや、追加関税影響を織り込んだことで利益は下方修正した。なお、第4四半期の想定為替レートは1ドル=150円(従来予想比約4円の円安)、1ユーロ=175円(同約5円の円安)としている。同時に発表した第3四半期累計(1-9月)決算は、売上高3兆3028億円(前年同期比2.1%増)、営業利益3023億5500万円(同1.9%増)、純利益2195億7100万円(同0.5%増)だった。カメラやネットワークカメラが伸長したほか、生成AI向け需要が高水準で継続したことを受けて後工程向け露光装置の販売が増加。FPD露光装置もスマホ向けパネルの高機能化に伴う追加投資の需要を捉え販売台数を大きく伸ばした。 ■SPDR <1326> 55,110円 (-2,340円、-4.1%) SPDRゴールド・シェア <1326> [東証E]が大幅続落。27日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、12月限が前週末24日比118.1ドル安の1トロイオンス=4019.7ドルと下落した。一時、3985.9ドルと4000ドル割れとなる場面があった。足もとで米中対立が緩和に向かう動きが出るなか、安全資産である金は軟調な値動きとなった。 ※28日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース
