米外為市場サマリー:一時153円台に乗せる、リスク選好ムードで円売り

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為替

 24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円86銭前後と前日と比べて29銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=177円77銭前後と同51銭程度のユーロ高・円安だった。

 9月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇となった。伸び率は8月の2.9%から拡大したものの、市場予想を下回り、インフレ懸念が後退。米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測をサポートする内容となった。米長期金利は一時的に低下したものの、横ばい圏で終了。金利の低下が一服したことは、ドル円相場には支援材料となったほか、10月の米購買担当者景気指数(PMI)が前月から改善し、米経済の底堅さが意識された。株式市場では主要3指数が過去最高値を更新するなどリスク選好ムードが強まるなかで円売りの流れとなり、ドル円は一時153円台に乗せる場面があった。高市早苗首相による所信表明演説を受け、日本が積極的な財政政策に踏み切るとの見方も、円売りを後押しした。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1627ドル前後と前日に比べて0.0009ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS

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