午前:債券サマリー 先物は反発、米債券高が支援材料
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21日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。前日の米長期債相場が上昇(金利は低下)したことが支援材料となったが、株高が重荷となり上値は限定的だった。 来週28~29日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が根強く、20日の米長期金利が低下した流れが円債に波及。片山さつき元地方創生担当相の財務相への起用が固まったと報じられると、財政拡張の歯止め役になるとの思惑から債券先物は一時136円13銭まで上伸した。ただ、日経平均株価の大幅続伸で投資家心理が強気に傾くなか、安全資産とされる債券は積極的に買いにくいといった様子だった。なお、きょうは10年クライメート・トランジション(CT)債入札が実施される。 午前11時の先物12月限の終値は、前日比10銭高の136円03銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%低い1.660%で推移している。 出所:MINKABU PRESS