ダウ平均、ナスダックなど反発=米国株概況

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ダウ平均、ナスダックなど反発=米国株概況

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。終値はダウ工業株30種平均が238.37ドル高の4万6190.61ドル、ナスダック総合指数が117.44高の2万2679.98、S&P500が34.94高の6664.01。

 小幅高で始まったダウ平均は、マイナス圏に沈む場面がみられるなど、午前中はさえない動きも見られたが、午後は上昇が目立ち、一時46327.07ドルを付けた。その後週末を前にした利益確定の動きに押され、46200ドルを割り込んで週の取引を終えた。

 ナスダック、S&Pも反発しており、米株は総じてしっかりとなっている。

 ダウ採用銘柄では4-6月期決算の強かったクレジットカード大手アメックスが7%を超える大きな上昇。同業のビザも1.94%高と強かった。そのほか、IBM、アップルといったハイテク関連がしっかり。一方、産業機械のキャタピラーが2.57%安と売られた、セールスフォースも軟調。

 マグニフィセントセブンは朝からしっかりのテスラが2.46%高と好調を維持。ライバル会社の中国BYDのリコール報道などが同社株の買いにつながったと見られた。

 上記アップルも好調となったが、そのほかはまちまちでアマゾンなどはマイナス圏。

 その他銘柄ではデンマークの製薬会社ノボノルディスクが発売する糖尿病治療薬オゼンピックについて、トランプ大統領が月当たりの自己負担額大幅低下の可能性について言及したこともあり、同様の医薬品ゼップバウンドを販売する米イーライリリーも売られ2.02%安。
 
 大手金融機関バークレイズのアナリストが見通しを二段階引き下げたワイヤレス通信のASTスペースモバイル<ASTS>は朝からの軟調地合いが続き6.72%安。

 ビットコインは今日も下げるなか、終盤にかけて下げ幅を縮めている。仮想通貨関連株も下げ幅を縮めたが、マイナス圏での推移が目立った。サークル・インターネット・グループ<CRCL>は1.5%安、ハイブ・デジタル・テクノロジーズは2.2%安。

 木曜日の米株の下げを主導した銀行株全体の下げにつながる大幅安となった米地銀2行、ザイオンズバンコープ<ZION>とウェスタン・アライアンス・バンコープ<WAL> は、今日の市場でともにしっかりと反発。銀行株の下げ止まりにつながり、大手商業銀行バンク・オブ・アメリカ<BAC>やシティグループ<C>の買いにつながった。

イーライリリー<LLY> 802.83(0.00 0.00%)
ASTスペースモバイル<ASTS> 83.49(-6.01 -6.72%)
ザイオンズバンコープ<ZION> 49.67(+2.74 +5.84%)
ウェスタン・アライアンス・バンコープ<WAL> 72.48(+2.16 +3.07%)
バンク・オブ・アメリカ<BAC> 51.28(+0.84 +1.67%)
シティグループ<C> 97.07(+0.81 +0.84%)
ビザ<V> 341.89(+6.49 +1.94%)
セールスフォース<CRM>  243.08(-2.92 -1.19%)
シスコシステムズ<CSCO> 70.13(+1.04 +1.51%)
キャタピラー<CAT>  527.08(-13.88 -2.57%)
アメックス<AXP> 346.62(+23.50 +7.27%) 
IBM<IBM> 281.28(+5.31 +1.92%)
テスラ<TSLA> 439.14(-0.17 -0.04%)
アップル<AAPL>  252.29(+4.84 +1.96%)
アマゾン<AMZN> 213.04(-1.43 -0.67%) 
エヌビディア<NVDA> 183.22(+1.41 +0.78%)
サークル・インターネット・グループ<CRCL> 126.49(-1.97 -1.53%)
Hive Digital Technologies Lt<HIVE> 5.71(-0.13 -2.23%)


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