前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■ラクトJ <3139> 3,420円 (-610円、-15.1%) ラクト・ジャパン <3139> [東証P]が続急落。同社は10月14日大引け後(15:30)に決算を発表、25年11月期第3四半期累計(24年12月-25年8月)の連結経常利益は前年同期比41.0%増の49億円に拡大し、通期計画の60億円に対する進捗率は81.8%となり、5年平均の80.4%とほぼ同水準だったが、第3四半期(6-8月)は10.8億円で同11.8%減と減益に転じる格好となったことが嫌気されたようだ。 ■大黒天 <2791> 6,150円 (-800円、-11.5%) 東証プライムの下落率3位。大黒天物産 <2791> [東証P]が続急落。約半年ぶりに年初来安値を更新した。14日取引終了後に6-8月期連結決算を発表し、売上高は789億4700万円(前年同期比8.7%増)、純利益は11億1800万円(同35.6%減)と増収減益で着地した。人件費や物流費などのコスト上昇が利益面で逆風となった。大幅な減益をネガティブ視した売りが出た。 ■ウイングアク <4432> 2,965円 (-205円、-6.5%) 東証プライムの下落率8位。ウイングアーク1st <4432> [東証P]が3日続急落。15日正午ごろに発表した8月中間期連結決算が、売上高147億1200万円(前年同期比1.1%減)、営業利益41億800万円(同17.2%減)、純利益29億3800万円(同18.3%減)と減収減益だったことが嫌気された。各クラウドサービスが好調に推移したことに加え、「ウイングアークNEX」の連結の影響でリカーリング収益は好調を維持したが、前期に大型案件を計上した反動から、オンプレミスライセンスが大きく減少した。また、人件費を中心に費用が増加したことも利益を圧迫した。なお、26年2月期通期業績予想は、売上高312億円(前期比8.7%増)、営業利益89億5000万円(同8.9%増)、純利益64億円(同7.9%増)の従来見通しを据え置いた。 ■ディップ <2379> 2,138円 (-59円、-2.7%) ディップ <2379> [東証P]が続落。14日取引終了後に発表した3-8月期連結決算は売上高が288億5000万円(前年同期比1.5%増)だった一方、営業利益は54億4100万円(同27.6%減)となった。主力の人材サービス事業が堅調で増収を確保したものの、利益面ではスキマバイトサービス「スポットバイトル」の先行投資が重荷となった。減益が嫌気された。 ※15日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース