明日注目すべき【好決算】銘柄 イーグランド、竹内製作所、古野電 (10日引け後 発表分)
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10月10日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 イーグランド <3294> [東証S] ★今期経常を34%上方修正・3期ぶり最高益、配当も8円増額 ◆26年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の19.5億円→26億円に33.5%上方修正。増益率が57.4%増→2.1倍に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。上期に居住用物件、収益用物件ともに販売が計画通りに進捗する中、居住用物件の在庫入れ替えが進んだことで売上総利益率が大きく改善したことを反映した。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の84円→92円(前期は82円)に増額修正した。配当利回りは5.36%に上昇。 デリカフHD <3392> [東証S] ★今期経常を40%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額 ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の15億円→21億円に40.0%上方修正。増益率が69.7%増→2.4倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。上期に主力の外食産業向けを中心に売上高が計画を上回る水準で推移したことが寄与。野菜の価格が落ち着く中、本部集中仕入れが奏功したことに加え、現場オペレーションの効率化や物流子会社で収益性の高い新規取引先の獲得が進んだことも上振れにつながる。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→22円(前期は12円)に大幅増額修正した。 竹内製作所 <6432> [東証P] ★今期経常を一転5%増益・最高益に上方修正、配当も10円増額 ◆26年2月期の連結経常利益を従来予想の328億円→373億円に13.7%上方修正。従来の減益予想から一転して4.8%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。米国関税政策によるコストはかさむものの、米国子会社における建機販売台数の上振れや値上げ効果によって吸収する。米国以外ではアジア・オセアニアでの販売が想定より大きく伸びる見込み。 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の200円→210円(前期は200円)に増額修正した。 古野電 <6814> [東証P] ★今期経常を一転24%増益・最高益に上方修正、配当も40円増額 ◆26年2月期の連結経常利益を従来予想の125億円→175億円に40.0%上方修正。従来の減益予想から一転して23.6%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。舶用事業の商船向け市場における需要が好調に推移することが上振れの要因となる。第2四半期以降の想定為替レートは1ドル=148円(前回は145円)、1ユーロ=166円(同157円)に見直した。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の110円→150円(前期は110円)に大幅増額修正した。 内海造船 <7018> [東証S] ★今期経常を一転2.1倍増益に上方修正 ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の6億円→24.5億円に4.1倍上方修正。従来の減益予想から一転して2.1倍増益見通しとなった。円安進行を背景に外貨建て工事の売上高が増加することが要因。資機材価格を足もとの価格動向を踏まえて見直したことに加え、生産性向上や経費削減の進展も上振れに貢献する。 アイドマHD <7373> [東証G] ★今期経常は25%増で10期連続最高益更新へ ◆25年8月期の連結経常利益は前の期比29.4%増の31.9億円に伸びて着地。26年8月期は前期比25.3%増の40億円と10期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は企業の人材不足が深刻化する中、主力の営業支援事業、人材支援事業ともに継続的に受注件数が増加し、28.1%の大幅増収を見込む。 リンガーハット <8200> [東証P] ★今期経常を25%上方修正、配当も1円増額 ◆26年2月期の連結経常利益を従来予想の16億円→19.9億円に24.6%上方修正。増益率が1.1%増→26.0%増に拡大する見通しとなった。上期において、記録的な猛暑で「涼を求める」外食需要の増加という特需が発生したほか、ショッピングセンターなどの商業施設への集客も増加し、売上高と客数が想定以上に伸びたことを織り込んだ。 業績好調に伴い、年間配当を従来計画の12円→13円(前期は12円)に増額修正した。 併せて、29年2月期に営業利益38億円(今期計画は19億円)を目指す中期経営計画を発表。 株探ニュース