午前:債券サマリー 先物は反発、長期金利1.685%に低下
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9日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。前日まで3日続落していた反動に加え、この日の時間外取引で米長期金利がやや低下したことから買いが優勢だった。 高市早苗氏が自民党総裁選で選出されたことをきっかけに急ピッチで進んだ円安が一服し、円安進行によるインフレ圧力の高まりが日銀の追加利上げを後押しするとの思惑が後退したことも債券買いにつながったもよう。また、米長期金利が前日の4.12%から時間外で4.11%に水準を切り下げたことも円債の支えとなった。日経平均株価の大幅高が影響するかたちで伸び悩む場面もあったが、値ごろ感を意識した買いなどで堅調に推移した。なお、きょうは財務省による5年債入札が実施される。 午前11時の先物12月限の終値は、前日比15銭高の135円83銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.010%低い1.685%で推移している。 出所:MINKABU PRESS