米外為市場サマリー:FOMC議事要旨を受け一時152円90銭台に上昇
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8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円69銭前後と前日と比べて80銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=177円57銭前後と同50銭程度のユーロ高・円安だった。 自民党の新総裁に選出された高市早苗氏が積極財政や金融緩和を志向しているとの見方を背景に、拡張的な財政政策の思惑や日銀の追加利上げ観測の後退から円を売る動きが続いた。欧州市場で一時153円00銭と2月中旬以来のドル高・円安水準をつけたあと、利益確定やポジション調整で上値が重くなる場面もあったが下値は限定的。この日に公表された9月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、参加者の多くがインフレ見通しの上振れリスクを強調していたことが明らかとなったことがドルの支えとなり、ドル円相場はニューヨーク市場で152円95銭まで上伸する場面があった。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1628ドル前後と前日に比べて0.0030ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS