東京株式(大引け)=2175円高、高市トレード全開で一時4万8000円台
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6日の東京株式市場はリスクオン一色に染まり、日経平均株価は記録的な大幅高で3連騰、一時4万8000円台に乗せる場面もあった。 大引けの日経平均株価は前営業日比2175円26銭高の4万7944円76銭と大幅高で3連騰。プライム市場の売買高概算は30億3059万株、売買代金概算は7兆8899億円。値上がり銘柄数は1469、対して値下がり銘柄数は119、変わらずは28銘柄だった。 きょうの東京市場は大きく買い優勢に傾き、2000円を超える上昇で連日の最高値更新となった。前週4日に行われた自民党総裁選で高市早苗氏が新総裁に選出され、これを好感する形で幅広い銘柄に物色の矛先が向く形に。高市氏は財政拡張的な経済政策を目指すとの見方が強く、緩和的な金融政策を支持する姿勢にあることから円安も加速し、一時1ドル=150円台をつけるなど輸出セクターを中心に追い風となった。半導体関連などのハイテクや機械株などが買いを集めたほか、内需の不動産株にも強い動きが目立つ。大引け時点の値上がり銘柄数は1400を上回りプライム市場の90%強を占めた。また、商いも大きく膨らみ、売買代金は7兆9000億円弱に達し、9月19日以来の高水準となった。 個別では、断トツの売買代金をこなしたアドバンテスト<6857.T>が急騰をみせたほか、売買代金2位に入った三菱重工業<7011.T>も大幅高。東京エレクトロン<8035.T>、ディスコ<6146.T>など半導体関連の主力どころは軒並み活況高となった。ソフトバンクグループ<9984.T>、IHI<7013.T>、日立製作所<6501.T>なども大きく水準を切り上げている。トヨタ自動車<7203.T>も堅調。安川電機<6506.T>、日本製鋼所<5631.T>、東京計器<7721.T>などが値を飛ばした。古野電気<6814.T>はストップ高に買われ、シンフォニア テクノロジー<6507.T>も急伸をみせた。 半面、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が冴えない値動きとなり、良品計画<7453.T>も小安い。楽天銀行<5838.T>は大幅安。レノバ<9519.T>が急落、神戸物産<3038.T>、オリオンビール<409A.T>の下げも目立った。FIG<4392.T>、シンクロ・フード<3963.T>なども下落した。 出所:MINKABU PRESS