東京株式(前引け)=大幅続伸、高市トレードで2000円超の上昇

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市況

 6日前引けの日経平均株価は前営業日比2065円86銭高の4万7835円36銭と大幅続伸。前場のプライム市場の売買高概算は15億7139万株、売買代金概算は4兆965億円。値上がり銘柄数は1396、対して値下がり銘柄数は197、変わらずは23銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場はリスクオンの流れが一気に加速する格好となった。4日の自民党総裁選では大方の予想を覆し高市早苗氏が勝利し、女性初の自民党総裁となった。これがサプライズとなり先物を絡めた大口買いを呼び込む格好となっている。高市新総裁は財政拡張と金融緩和路線を掲げており、株式市場には強力な追い風とみられている。外国為替市場での円安進行も味方に値上がり銘柄数は1400近くに達し、プライム市場全体の86%の銘柄が上昇した。売買代金も前引け段階で4兆円台と高水準に膨らんでいる。

 個別では売買代金トップとなったアドバンテスト<6857.T>が大幅高に買われたほか、売買代金2位の三菱重工業<7011.T>や同3位の東京エレクトロン<8035.T>なども活況高となった。ソフトバンクグループ<9984.T>、川崎重工業<7012.T>、日立製作所<6501.T>なども物色人気に。安川電機<6506.T>、日本製鋼所<5631.T>が値を飛ばし、古野電気<6814.T>はストップ高に買われた。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクは冴えない値動きとなり、楽天銀行<5838.T>も大きく値を下げた。レノバ<9519.T>が急落、FIG<4392.T>、神戸物産<3038.T>なども大幅安。

出所:MINKABU PRESS

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