前週末3日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■良品計画 <7453> 2,690円 (-213.5円、-7.4%) 東証プライムの下落率4位。良品計画 <7453> [東証P]が急反落。2日の取引終了後に発表した9月度の国内売上高で、直営既存店とオンラインストアを合わせた売上高が前年同月比1.1%減となり、20ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。残暑が長引くなか、衣服・雑貨は端境期の衣服が好調に推移したことにより前年実績を上回ったものの、生活雑貨はファニチャーやファブリックなどが苦戦した。また、前年より土日祝日が1日少なかったことによる押し下げ影響が2ポイント程度あった。なお、直営全店とオンラインストアを合わせた売上高は同8.2%増だった。 ■クスリアオキ <3549> 3,567円 (-217円、-5.7%) 東証プライムの下落率6位。クスリのアオキホールディングス <3549> [東証P]が3日続急落。2日取引終了後、26年5月期第1四半期(5月21日-8月20日)の連結決算を発表。売上高は前年同期比16.1%増の1397億3500万円だったものの、営業利益は同1.0%減の72億6300万円となった。猛暑による季節品の需要増加やインバウンド需要が追い風となった一方、異業種からの新規参入を含めた競争激化が逆風となった。減益がネガティブ視されたようだ。 ■ニトリHD <9843> 2,563円 (-71円、-2.7%) ニトリホールディングス <9843> [東証P]が3日続落。2日の取引終了後に発表した9月度の月次国内売上高で、既存店売上高が前年同月比2.9%減と、2ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。「ニトリ夏の感謝祭」により家具・家電の実績は好調だったものの、前年との曜日影響がマイナス3.8ポイントあったほか、厳しい残暑が続いたことでインテリア用品が想定を下回った。なお、全店売上高は同1.7%減だった。 ■アンドST <2685> 2,746円 (-61円、-2.2%) アンドエスティHD <2685> [東証P]が反落。2日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比3.9%減と2ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。月後半は気温低下に伴い秋物商品の販売が堅調に推移したものの、上旬の長引いた残暑の影響が大きかった。また、前年に比べて休日が1日少なかった影響がマイナス1.8ポイントほどあった。なお、全店売上高は同0.3%減だった。 ■ABCマート <2670> 2,834.5円 (-32円、-1.1%) エービーシー・マート <2670> [東証P]が8日続落。2日の取引終了後に発表した9月度売上高で、既存店売上高は前年同月比1.3%増と7ヵ月連続で前年実績を上回ったものの、8月の同8.5%増から伸び率が鈍化しており、これが嫌気されたようだ。日曜日が前年よりも1日少ない曜日並びだった影響があったほか、天候不良の日が多く暑い日が続いたものの、中旬以降に気温が低下してきたことで秋物商品の需要が増え、売り上げを牽引した。また、商品別では新作のスポーツシューズや薄手のロングスリーブなどのアパレルが好調だった。なお、全店売上高は同1.1%増だった。 ※3日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース