明日注目すべき【好決算】銘柄 安川電、ワールド、古野電 (3日引け後 発表分)
投稿:
10月3日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。 安川電 <6506> [東証P] ★今期最終を12%上方修正 ◆26年2月期上期(3-8月)の連結最終利益は前年同期比2.2%増の182億円に伸びて着地。モーションコントロール部門における付加価値の改善や間接費の抑制などが寄与し、増益を確保した。 併せて、通期の同利益を従来予想の330億円→370億円に12.1%上方修正。減益率が42.1%減→35.1%減に縮小する見通しとなった。なお、想定為替レートは前回計画(1ドル=145円、1ユーロ=160円)を据え置いた。 カネコ種 <1376> [東証S] ★6-8月期(1Q)経常は2.3倍増益、自社株買いも発表 ◆26年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の4.3億円に急拡大して着地。茎葉処理除草剤の販売伸長や害虫の大量発生による殺虫剤の需要増加に加え、利益率の高い商品構成へのシフトも進み、農材事業の利益が急拡大したことが寄与。 併せて、発行済み株式数の1.78%にあたる20万株または3億円を上限に自社株買いを実施すると発表。 AFC-HD <2927> [東証S] ★前期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ ◆25年8月期の連結経常利益を従来予想の22億円→24.4億円に11.0%上方修正。増益率が14.5%増→27.1%増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。ヘルスケア事業の海外部門をはじめ、医薬品事業、百貨店事業、飲食事業が好調を維持したことに加え、不動産・建託事業が大きく伸びたことが要因。 ミタチ産業 <3321> [東証S] ★6-8月期(1Q)経常は2.3倍増益で着地 ◆26年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の7.2億円に急拡大して着地。前期第2四半期から開始した自動車部品メーカー向け半導体の販売やアミューズメント分野での売上増加によって国内事業の収益が急拡大したことが寄与。海外事業でOA機器や産業機器関連のEMS(電子機器受託生産)受注が好調だったことも大幅増益に貢献した。 ワールド <3612> [東証P] ★今期最終を7%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額 ◆26年2月期の連結最終利益を従来予想の112億円→120億円に7.1%上方修正。増益率が0.9%増→8.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ナルミヤ・インターナショナルの完全子会社化による非支配持ち分への利益流出の停止効果に加え、上期の法人所得税等が計画を下回ることが最終利益を押し上げる。 併せて、年間配当を従来計画の106円→109円(前期は80円)に増額修正した。 古野電 <6814> [東証P] ★上期最終を一転99%増益に上方修正 ◆26年2月期上期(3-8月)の連結最終利益を従来予想の50億円→101億円に2.0倍上方修正。従来の減益予想から一転して99.3%増益見通しとなった。舶用事業で中国における造船会社の高水準な手持ち工事量を背景に建造能力の拡大が進んだ結果、納期の前倒しが発生し商船向け機器の販売が増加したほか、プレジャーボート向け市場では今期に上市した戦略商品が好調だった。4月に発表された米国向け関税強化政策による駆け込み需要もプラスに働いた。 B&P <7804> [東証S] ★今期配当を7円増額修正 ◆25年10月期の期末一括配当を従来計画の70円→77円(前期は60円)に増額修正した。好調な業績動向を踏まえ、株主への利益配分を増やす。権利付き最終日を今月29日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。 株探ニュース