ダウ平均は6日続伸、ナスダックは利益確定に押されマイナスに転じる=米国株概況

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ダウ平均は6日続伸、ナスダックは利益確定に押されマイナスに転じる=米国株概況

 きょうのNY株式市場でダウ平均は6日続伸となった。前日比は、ダウ工業株30種平均が238.56ドル高の4万6758.28ドル、ナスダック総合指数が63.54安の2万2780.51、S&P500が0.44高の6715.79。米政府機関閉鎖の影響は限定的にとどまるとの楽観的な見方が広がっており、米株は朝から比較的しっかりの動き。ダウ平均株価は場中の史上最高値を更新する場面が見られた。もっとも、週末を前に、利益確定の動きなども見られ、ナスダックは途中からマイナスに転じ、ダウ平均も上げ幅を縮めている。

 米ダウ平均は金融・ヘルスケアなどの上昇を支えにしっかり。米金融大手ゴールドマンサックス<GS>が上昇寄与度一位。産業機械のキャタピラー<CAT>や管理医療のユナイテッドヘルス<UNH>も朝からしっかり。スポーツ用品のナイキ<NKE>が売られた。

 マグニフィセントセブンは総じてやや重い。朝からEV大手テスラ<TSLA>が弱いほか、大規模AIデータセンター建設に向けた動きが報じられたメタ<META>も軟調。アマゾン<AMZN>も売りが目立った。アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>はプラス圏も0.3%台のとどまっている。

 その他新興ハイテクでは半導体大手AMDも軟調。

 個別銘柄ではモルガンスタンレーが投資判断をオーバーウェイトで維持した製薬大手イーライリリーが堅調。米国産自動車に関わる関税の軽減措置検討の報道が出たことで自動車大手ゼネラル・モーターズ<GM>とフォード・モーター<F>も強い。

 メタ<META>とカナダアルバータ州での大規模AIデータセンター建設の合意に向けた動きが報じられたペンビナ・パイプライン<pba>は大きく買われた。

 金融大手UBSが投資判断を引き上げたフリーポート・マクモラン<FCX>がしっかり。

ユナイテッドヘルス<UNH> 360.20(+6.48 +1.83%)
ゴールドマン<GS>  789.98(+10.60 +1.36%)
キャタピラー<CAT>  497.85(+7.28 +1.48%) 
ナイキ<NKE> 71.93(-2.64 -3.54%)
アップル<AAPL> 258.02(+0.89 +0.35%)
マイクロソフト<MSFT> 517.35(+1.61 +0.31%)
アマゾン<AMZN> 219.51(-2.90 -1.30%)
アルファベットC<GOOG> 246.45(+0.02 +0.01%)
アルファベットA<GOOGL> 245.35(-0.34 -0.14%)
テスラ<TSLA> 429.83(-6.17 -1.42%)
エヌビディア<NVDA> 187.62(-1.27 -0.67%)
メタ<META> 710.56(-16.49 -2.27%)
AMD<AMD> 164.67(-5.06 -2.98%)
イーライリリー<LLY> 839.87(+20.02 +2.44%)
フリーポート・マクモラン<FCX> 39.67(+0.80 +2.06%)
ペンビナ・パイプライン<pba> 42.09(+2.39 +6.02%)
ゼネラル・モーターズ<GM> 60.13(+0.77 +1.30%)
フォード・モーター<F> 12.67(+0.45 +3.68%)

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