【↑】日経平均 大引け| 大幅続伸、ハイテク株が買われ最高値更新 (10月3日)
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日経平均株価 始値 45042.54 高値 45778.66 安値 45042.54 大引け 45769.50(前日比 +832.77 、 +1.85% ) 売買高 23億10万株 (東証プライム概算) 売買代金 5兆2077億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は832円高と大幅続伸、買い優勢で最高値に 2.前日の米市場はNYダウなど主要3指数が最高値を更新 3.AI関連の半導体株など高くアドテストやSBGが上昇 4.自民党総裁選を意識する展開も大引けにかけ値を上げる 5.オープンAIとの提携報道で日立が値を飛ばす展開に ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前日比78ドル高と5日連続した。AIに対する期待や米利下げ期待で買いが優勢となった。 東京市場では、日経平均株価は大幅続伸。前日の米株式市場が上昇したことが追い風となり、半導体などハイテク株が買われ、日経平均は最高値を更新した。 前日の米株式市場では、NYダウが5日続伸、ナスダック指数やS&P500種株価指数も値を上げ、主要3指数がそろって最高値を更新した。米追加利下げへの期待が強くハイテク株などが上昇した。これを受けた東京市場も、日経平均が値を上げてスタート。AI関連の半導体関連株を中心に買いが流入した。ソフトバンクグループ<9984>やアドバンテスト<6857>などが買われ日経平均を押し上げた。先物を中心に海外投資家とみられる買いが流入した。4日の自民党総裁選が意識されるなか、午後に入ってからは高値圏での一進一退が続いたが、大引けにかけ値を上げ、日経平均は9月25日につけた最高値(4万5754円)を6営業日ぶりに更新した。 個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>が買われ、キオクシアホールディングス<285A>は連日の急騰。ソシオネクスト<6526>やルネサスエレクトロニクス<6723>、SUMCO<3436>が値を上げた。米オープンAIとの提携が報道された日立製作所<6501>が大幅高となり、東京電力ホールディングス<9501>やJX金属<5016>が上昇した。三菱重工業<7011>や富士通<6702>、トヨタ自動車<7203>が高い。 半面、ディスコ<6146>やレーザーテック<6920>は安く、サンリオ<8136>や任天堂<7974>、川崎重工業<7012>が値を下げた。KOKUSAI ELECTRIC<6525>やSCREENホールディングス<7735>も軟調。良品計画<7453>やアサヒグループホールディングス<2502>、ニトリホールディングス<9843>が売られた。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約459円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は良品計画 <7453>、ニトリHD <9843>、レーザーテク <6920>、任天堂 <7974>、アステラス <4503>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約33円。 東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)電気・ガス、(3)繊維製品、(4)情報・通信業、(5)サービス業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)石油・石炭、(3)保険業、(4)その他製品、(5)海運業。 ■個別材料株 △学びエイド <184A> [東証G] 映像学習サービスをITTO個別指導学院1227校が導入。 △ダイセキS <1712> [東証S] 親会社のダイセキ <9793> がTOBの実施を発表。 △霞ヶ関C <3498> [東証P] 今期は連続最高益更新で実質増配を計画。 △データセク <3905> [東証G] ハヤテマネジメントらの共同保有割合が19.99%に上昇。 △ワンプラ <4199> [東証G] ブシロード <7803> との共同開発ゲームに期待。 △コンヴァノ <6574> [東証G] 円建てステーブルコインを活用したRWAの決済・流通支援事業を開始。 △富士通 <6702> [東証P] 米エヌビディアとの戦略的協業を拡大へ。 △トップカルチ <7640> [東証S] 9月既存店売上高が5ヵ月連続前年上回る。 △アイネット <9600> [東証P] オリックス系が完全子会社目指しTOB。 △SBG <9984> [東証P] AI関連株人気追い風に株式需給面でも思惑。 ▼gumi <3903> [東証P] 第三者割当による新株予約権発行で希薄化懸念。 ▼良品計画 <7453> [東証P] 9月既存店売上高が20ヵ月ぶり前年下回る。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アイネット <9600>、(2)リンクユーG <4446>、(3)キオクシア <285A>、(4)アステリア <3853>、(5)日立 <6501>、(6)一工薬 <4461>、(7)霞ヶ関C <3498>、(8)東電HD <9501>、(9)スカパーJ <9412>、(10)PILLAR <6490>。 値下がり率上位10傑は(1)gumi <3903>、(2)月島HD <6332>、(3)ユニオンツル <6278>、(4)良品計画 <7453>、(5)F&LC <3563>、(6)クスリアオキ <3549>、(7)メガチップス <6875>、(8)オリオン <409A>、(9)あみやき <2753>、(10)KLab <3656>。 【大引け】 日経平均は前日比832.77円(1.85%)高の4万5769.50円。TOPIXは前日比41.77(1.35%)高の3129.17。出来高は概算で23億10万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1241、値下がり銘柄数は320となった。東証グロース250指数は731.14ポイント(16.05ポイント高)。 [2025年10月3日] 株探ニュース