話題株ピックアップ【夕刊】(2):アルゴグラフ、KeePer、アドテスト
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■アルゴグラフィックス <7595> 1,291円 +53 円 (+4.3%) 本日終値 アルゴグラフィックス<7595>は高い。1日取引終了後、株主優待制度を新設すると発表した。毎年3月末・9月末の年2回実施する。これが好感された。3月末の優待では100株以上を1年以上継続保有することを条件に、保有株数に応じてQUOカード1000円分、または株主優待カタログギフト3000~1万円分を贈呈。9月末の優待では100株以上を保有する株主にオリジナル壁掛けカレンダーを贈呈する。来年から始める。 ■KeePer技研 <6036> 3,750円 +125 円 (+3.5%) 本日終値 KeePer技研<6036>が反発。投資運用会社のみさき投資(東京都千代田区)が1日の取引終了後に関東財務局へ大量保有報告書を提出した。新たにKeePerの株式について5%を超えて保有していることが明らかになり、需給思惑的な買いが入った。大量保有報告書によると、みさき投資の保有割合は5.06%。報告義務発生日は9月24日。建設的な対話を通じた中長期的なリターンの拡大を保有目的とし、重要提案行為を行う可能性もあるとしている。 ■平田機工 <6258> 1,935円 +49 円 (+2.6%) 本日終値 平田機工<6258>が反発。同社は1日の取引終了後、七城工場(熊本県菊池市)付近にある工場を10月中に取得すると発表した。同社の電子機器部が担う開発・製造機能を新工場に移管することで、熊本県内における半導体関連事業の生産拠点を集約し生産効率の向上を目指すとしており、収益性の向上を期待した買いが入ったようだ。取得価額は非公表。新工場は2026年度から本格稼働する予定だ。 ■アドバンテスト <6857> 15,045円 +370 円 (+2.5%) 本日終値 アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置の大手メーカーが総じて高い。前日の米国株市場ではエヌビディアが5日続伸し上場来高値を更新したのをはじめ、半導体製造装置世界トップのアプライド・マテリアルズ が6%超、半導体メモリー大手のマイクロン・テクノロジー は9%近い急伸をみせるなど半導体セクターへの買いが目立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も4連騰で最高値街道を走っており、東京市場でも目先上昇一服局面にあった半導体主力銘柄を買い直す動きにつながっている。 ■西松屋チェーン <7545> 2,120円 +44 円 (+2.1%) 本日終値 西松屋チェーン<7545>は4日ぶりに反発。同社は1日の取引終了後、26年2月期第2四半期累計(2月21日~8月20日)の連結決算を発表した。売上高は969億7300万円、営業利益は73億500万円、最終利益は49億6900万円だった。同社は26年2月期中間期から連結決算に移行した。単独決算だった前年同期は売上高が935億1500万円、営業利益が70億2400万円、最終利益は47億4900万円だった。8月中間期の業績は単独決算だった前年同期の水準を上回っており、評価されたようだ。8月20日を基準日とする中間配当は従来の予想から1円増額して16円で決定。期末配当予想は16円で据え置いた。年間配当予想は前期比1円増配の32円となる。8月中間期は衣料部門で春物衣料が堅調に推移したほか、5月の気温上昇に伴い夏物衣料の売り上げも伸びた。雑貨部門はチャイルドシートのほか、粉ミルクのような食料品や哺乳瓶といった調乳育児用品などが好調だった。同社はあわせて取得総数28万6000株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.48%)、取得価額5億円を上限とする自社株買いの実施を開示。取得期間は3日から24日まで。東京証券取引所における市場買い付けで実施する。 ■富士製薬工業 <4554> 1,510円 +26 円 (+1.8%) 本日終値 富士製薬工業<4554>がしっかり。同社は1日の取引終了後、タイのグループ会社OLICが現地で販売する医薬品「Nextstellis」について、月経困難症の効能又は効果の追加承認申請を行ったと発表しており、海外における富士製薬グループの製品の浸透に向けた動きを好感する買いが入った。Nextstellisは富士製薬グループが初めて海外で販売した医薬品。避妊の効能又は効果により、2023年4月からタイで販売されている。今回追加承認申請を行った「月経困難症」は月経痛をはじめ月経に伴いおこる病的な状態を指し、タイ国内の女性大学生を対象にした調査によると、有病率は約85%に上るという。 ■高島屋 <8233> 1,745.5円 +27.5 円 (+1.6%) 本日終値 高島屋<8233>は続伸。1日取引終了後、9月度の店頭売り上げ速報を発表。国内百貨店の合計は前年同月比4.4%増となった。免税売上高は同2.7%増、免税を除いた店頭売上高は同4.6%増だった。国内顧客は秋物衣料に動きがみられ、物産展などの催事も堅調。インバウンド顧客は化粧品や婦人服、スポーツ、子供情報ホビーなどが前年実績を上回り、全体を押し上げた。これが買い手掛かりとなった。 ■エラン <6099> 779円 +9 円 (+1.2%) 本日終値 エラン<6099>は5日ぶり反発。1日取引終了後、持ち分法適用会社クラシコ<442A>のグロース市場への新規上場が東京証券取引所から承認されたと発表した。クラシコの上場日は11月5日。これが材料視されたようだ。クラシコは上場後も引き続き持ち分法適用会社となる見込みという。一方、保有割合についてはクラシコとの関係を踏まえながら合理的に判断していくともした。 ■エニマインド <5027> 716円 +6 円 (+0.9%) 本日終値 AnyMind Group<5027>は小動き。この日朝方、生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」においてスクリプト最適化・分析機能の強化を目的としたプロダクトアップデートを実施したと発表した。「ライブ配信の文字起こし」「ライブデータの一括エクスポート機能」を追加したという。 ■ゼンショHD <7550> 9,941円 +67 円 (+0.7%) 本日終値 ゼンショーホールディングス<7550>が続伸。同社は1日、すき家の9月度月次売上(速報値)を公表。既存店売上高は前年同月比6.3%増となり、前月の伸び率(3.9%増)から拡大したことが好感されたようだ。既存店の客単価が同7.3%増となったほか、客数が同1.0%減と前月(4.2%減)から改善したことが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同7.6%増だった。 株探ニュース