午前:債券サマリー 先物は反発、米債券高の流れが波及
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2日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。前日に発表された米雇用関連指標が低調だったことを受け、同日の米市場で長期債が買われた流れが東京市場に波及した。 米民間雇用サービス会社ADPが1日発表した9月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が市場予想に反して減少したことから米追加利下げが改めて意識された。同日の米長期金利が低下したことを手掛かりに、東京市場の債券先物は買い優勢でスタート。この日の時間外取引で米長期金利が一段と水準を切り下げたことも支えとなった。日経平均株価が反発したことで債券への買いが鈍る場面もあったが、株高に伴うリバランス買いに対する期待感などもあり、午前10時50分すぎには一時135円99銭まで上伸した。なお、きょうは財務省による10年債入札が実施される。 午前11時の先物12月限の終値は、前日比20銭高の135円98銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて0.015%低い1.635%で推移している。 出所:MINKABU PRESS