キオクシアがS高演じ上場来高値更新、AIサーバー向けSSDの需要拡大で投資マネーが攻勢強める
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キオクシアホールディングス<285A.T>の上げ足鮮烈、ストップ高となる5410円まで一気に水準を切り上げ6営業日ぶりに上場来高値を更新した。半導体メモリー大手で、NAND型フラッシュメモリーで世界屈指の実力を持つ。米ウエスタン・デジタル<WDC>からスピンオフしてフラッシュ事業を手掛ける米サンディスク<SNDK>と生産ラインを共同運営しており、キオクシアは海外投資家からも注目度が高い。半導体メモリー需要はスマートフォン向けで頭打ちの兆候がみられていたが、ここAIデータセンターの新設・増設ラッシュを背景に状況が一変している。データ記録に使用するストレージデバイスであるSSDの需要がAIサーバー用で増勢一途にあり、価格も上昇傾向を強めていることから、同関連株の先高期待が強まっている。米国株市場ではその関連有力銘柄であるサンディスクが青空圏をまい進しており、前日も8%高で上場来高値を更新した。これを受けてキオクシアにも投資資金が誘導される格好となっている。 出所:MINKABU PRESS