<動意株・1日>(大引け)=オンコリス、まんだらけ、理経など
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オンコリスバイオファーマ<4588.T>=大幅反発。9月30日の取引終了後、腫瘍溶解ウイルスOBP-301の希少疾病用再生医療等製品(オーファン)指定を厚生労働省に申請したと発表しており、好材料視されている。なお、同件による25年12月期業績への影響は軽微としている。 まんだらけ<2652.T>=急反発。同社は9月30日の取引終了後、8月の月次売上高を発表。既存店売上高は前年同月比14.4%増の13億6000万円となった。前年同月を上回るのは2カ月ぶりで、増収率は昨年12月(15.5%)以来の高さとなっており、好感されたようだ。例年8月に開催する大型イベント「大まん祭」を今年は11月の開催に変更したが、各店舗において独自イベントを積極的に展開し増収につなげた。全店売上高は同14.8%増の13億6400万円。東京・秋葉原に8月30日にオープンした「コンプレックス2」も売り上げ拡大に寄与した。 理経<8226.T>=物色人気。9月24日につけた年初来高値455円を上抜いた。全体下げ相場に逆行し一時9%を超える上昇で460円台まで駆け上がった。IT機器を中心に取り扱う技術商社で、官公庁向けに強みを有し、航空機部材など防衛省案件でも豊富な受注残を確保している。25年4~6月期は16%増収、営業6割増益と足もとの業績は急拡大しており、通期業績の増額修正が濃厚視される状況だ。ヘリコプター用VRフライトシミュレーターなどへの評価も高く、ドローン関連としてもマーケットの注目度が高い。そうしたなか、度数を自在に調整できるVRヘッドセット用レンズアダプターなどの提供を開始しており、新たな商圏開拓にも前向きな姿勢をみせている。 中国電力<9504.T>=大幅反発。同社は9月30日取引終了後、グループ経営ビジョン2040を策定したと発表。連結経常利益目標を31年3月期に1100億円(26年3月期予想850億円)、41年3月期に1600億円としていることが好材料視されているようだ。総販売電力量は31年3月期に600億キロワットアワー(同574億キロワットアワー)、41年3月期に700億キロワットアワーに設定。国内電気事業ではビジネスモデルを従来型の電力供給からソリューション提供に転換するとともに、電力取引市場などを活用した電源の価値最大化を目指すとしている。 テクノアルファ<3089.T>=急動意。ここ1100円近辺のもみ合いを続けてきたが満を持して上放れた格好に。同社はパワー半導体の製造装置であるワイヤボンダーなどの販売を主力に展開する。足もとの業績は極めて好調に推移しており、前日取引終了後に発表した25年11月期第3四半期(24年12月~25年8月)業績は売上高が前年同期比14%増の30億3000万円、営業利益が同5.1倍の4億6600万円と急拡大した。6~8月期に売上高が前年同期比倍増近い伸びとなるなど好調が際立っており、利益の押し上げに貢献した。好決算を好感する形で投資資金が集中している。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS