前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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■ハートシード <219A>  2,550円 (-700円、-21.5%) ストップ安

 Heartseed <219A> [東証G]がストップ安。同社は30日、事業パートナーであったノボノルディスク・エーエスより、他家iPS細胞由来心筋球に関する治療プログラムでの全世界を対象とする独占的技術提携・ライセンス契約について、解消するとの通知を受けたと発表。株式市場においてネガティブ・サプライズと受け止められたようだ。ノボノルディスク・エーエスは、主力事業領域の糖尿病・肥満領域に注力する方針を示しており、戦略の見直しの一環で今回のライセンス契約の解消に至った。開発プログラム自体に起因するものではないという。ノボノルディスク・エーエスに導出していたハートシードの開発・製造・販売に関する権利と知的財産権は返還される。25年12月期の業績予想は修正しないとしつつ、パートナー戦略や事業戦略について今後、検討していくとしている。

■ミガロHD <5535>  631円 (-150円、-19.2%) ストップ安

 東証プライムの下落率トップ。ミガロホールディングス <5535> [東証P]がストップ安。29日取引終了後、550万株の新株式発行と、上限82万5000株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表した。発行価格は10月6~8日のいずれかの日に決定する。調達資金はDX推進事業における設備投資資金と運転資金、DX不動産事業における運転資金に充てる。株主価値の希薄化を懸念した売りが膨らんだ。

■しまむら <8227>  9,889円 (-1,036円、-9.5%)

 東証プライムの下落率2位。しまむら <8227> [東証P]が3日ぶり急反落。同社は29日の取引終了後、26年2月期第2四半期累計(2月21日-8月20日)の連結決算を発表。売上高は前年同期比3.9%増の3435億7700万円、営業利益は同0.2%増の314億6100万円、最終利益は同3.6%増の229億100万円となった。直近3ヵ月間の第2四半期では売上高は同5.5%増となった一方で、営業利益は同4.0%減となっており、営業減益での着地となったことをネガティブ視した売りが膨らんだ。しまむら事業の売上高は上期では計画を上回った半面、アベイル事業では土日の天候不順が響いた。

■タイミー <215A>  1,477円 (-78円、-5.0%)

 タイミー <215A> [東証G]が急反落。SBI証券が29日、タイミーの目標株価を従来の2450円から1800円に減額修正した。投資判断は「買い」を継続する。飲食・小売業界を中心にコスト抑制の動きが継続し、第4四半期(8-10月)で売上高の成長が再加速する可能性は低いと想定。26年10月期第1四半期(25年11月-26年1月)以降は施策効果の顕在化により成長率が回復に向かうとみる。同証券はタイミーの27年10月期営業利益予想を従来の134億円から124億4000万円に引き下げた。

※30日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース

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