外為サマリー:149円10銭台に軟化、米金利低下や株安が影響
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29日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=149円18銭前後と前週末の午後5時時点に比べ65銭程度のドル安・円高となっている。 26日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=149円49銭前後と前日に比べ30銭程度のドル安・円高で取引を終えた。同日発表の米8月個人消費支出(PCE)物価指数が市場予想の範囲内だったことなどを背景に、インフレ再加速への警戒感が和らいだことから一時149円41銭まで軟化した。 米連邦準備理事会(FRB)による利下げが改めて意識されるなか、この日の東京市場のドル円相場は軟調にスタート。時間外取引で米長期金利が低下していることがドルの重荷となっている。日経平均株価が続落して始まるとリスク回避的なドル売り・円買いが流入し、午前9時40分ごろには149円10銭台まで下押した。 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1721ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0050ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=174円86銭前後と同4銭程度のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS