前週末26日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
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■ソフト99 <4464> 3,380円 (-700円、-17.2%) ストップ安 ソフト99コーポレーション <4464> [東証S]がストップ安。同社を巡っては旧村上ファンド関係者が設立した投資ファンドであるエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが1株4100円でのTOB(株式公開買付)を実施すると16日に発表。8月にソフト99が発表したMBO(経営陣が参加する買収)の一環としての買付価格2465円について、エフィッシモ側は著しく割安な水準だと指摘したうえで、これを大幅に上回るTOB価格を提示した。その後、エフィッシモ側のTOB価格にソフト99の株価はサヤ寄せする動きをみせたが、9月25日の取引終了後にソフト99はエフィッシモ側のTOBに関し反対の意見を表明。エフィッシモ側によるTOBの成立に対する過度な期待が後退する形となり、売りが優勢となったとみられる。 ■日本オラクル <4716> 15,230円 (-1,000円、-6.2%) 日本オラクル <4716> [東証S]が3日続急落。25日取引終了後に6-8月期単独決算を発表。売上高は前年同期比3.7%増の662億7500万円、営業利益は同4.8%減の211億2800万円と増収減益で着地した。堅調な企業のIT投資が引き続き追い風となった一方、売上原価や販管費の増加で利益は押し下げられた。減益をネガティブ視する見方が広がった。 ■住友ファーマ <4506> 1,593円 (-57円、-3.5%) 住友ファーマ <4506> [東証P]が続落。中外製薬 <4519> [東証P]や大塚ホールディングス <4578> [東証P]が軟調に推移するなど、医薬品関連株の一角が売られた。トランプ米大統領が25日、海外から輸入する医薬品に対し、10月1日から100%の追加関税を課すと自身のSNSにより表明。事業環境へのネガティブな影響を懸念した売りが出たようだ。東証の業種別指数で医薬品の下落率は1%を超えた。 ※26日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋 株探ニュース