外為サマリー:149円70銭近辺で推移、米PCE物価指数の結果待ち

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 26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=149円71銭前後と前日の午後5時時点に比べて90銭程度のドル高・円安となっている。

 25日発表の4~6月期の米国内総生産(GDP)確定値が改定値から上方修正されるなど、良好な米経済指標が相次いだことを受けて米長期金利が上昇し、同日のニューヨーク市場でドル高が進んだ流れが継続。この日の朝方に公表された9月の東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く)が市場予想を下回り、日銀の追加利上げ観測が強まらなかったこともドル買い・円売りにつながった。ただ、ドル円相場は8月1日以来の水準まで上昇したことから利益確定や持ち高調整の動きが出やすく、午前8時30分ごろに149円95銭をつけたあとは伸び悩み。日経平均株価の反落でリスク選好的なドル買い・円売りが手控えられたことや、月末・四半期末・半期末を控えて国内輸出企業などからドル売り・円買いが入りやすかったことも影響した。一時149円60銭台まで押されたあとは持ち直したものの、今晩に発表される8月の米個人消費支出(PCE)物価指数を見極めたいとのムードが強かった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1677ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0055ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=174円82銭前後と同20銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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