午前:債券サマリー 先物は小反発、長期金利は1.640%で推移
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26日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は小反発した。総務省が26日朝に発表した9月の東京都区部消費者物価指数(CPI)を受け、日銀の早期利上げ観測が後退し、先物に買い戻しが入った。 都区部CPIは、生鮮食品を除いたコアCPIが前年同月比2.5%上昇となり、伸び率は市場予想の2.8%を下回った。発表を受け先物は一時135円94銭まで上昇した。 前日のニューヨーク市場で長期債相場が下落(金利が上昇)したことは、円債相場には重荷となった。4~6月期の米実質国内総生産(GDP)の確定値が前回改定値から上方修正されたほか、8月の米耐久財受注額は前月比で増加し、米国景気の底堅さが意識され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退した。 先物12月限は前営業日比3銭高の135円85銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は横ばいの1.640%で推移している。 出所:MINKABU PRESS