午前:債券サマリー 先物は反落、米債券安が影響
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25日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。前日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことが影響したほか、自民党総裁選を巡る警戒感が重荷となった。 24日に発表された米8月新築住宅販売件数が市場予想を上回ったほか、米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁が追加利下げに慎重な見解を示したことで、同日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げを織り込む動きが後退。米長期金利が上昇した流れが東京市場に波及し、債券先物は前日比14銭安の135円82銭でスタートした。その後は下げ渋ったものの、自民党総裁選を控えて財政拡張への懸念が依然としてくすぶっていることから戻りは限定的だった。なお、きょうは財務省による40年債入札が実施される。 午前11時の先物12月限の終値は、前日比10銭安の135円86銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.645%に上昇したが、その後は前日と同じ1.640%で推移している。 出所:MINKABU PRESS