午前:債券サマリー 先物は反発、米債券高が波及 長期金利低下し1.645%で推移
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24日午前の債券市場で、先物中心限月12月限は反発した。国内連休中に米国市場において長期債相場が上昇(金利は低下)した流れを引き継いだ。 米国市場では23日に発表された9月の米購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はこの日の講演で、労働市場の下振れリスクと短期的なインフレ上振れリスクについて言及。追加利下げに慎重な見方も示したが、年内2回の利下げを見込む市場の観測に大きな変化はもたらさなかった。2年債入札が堅調な結果となったことは米債券相場の支えとなり、米長期金利は4.10%に低下した。 国内では23日に自民党総裁選の公開討論会が行われた。小泉進次郎氏が優位となれば財政懸念が極端に高まることはないとの見方も、円債相場をサポートしたもようだ。日銀は24日、定例の国債買い入れオペを4本通告。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」の4本で、オファー額は予定通りとなった。 先物12月限は前営業日比8銭高の135円97銭で午前を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.005ポイント低い1.645%で推移。一時1.640%に低下した。 出所:MINKABU PRESS
