<注目銘柄>=ハピネット、ビデオゲーム事業好調で今期業績予想は上振れ公算大
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ハピネット<7552.T>は、8月28日に年初来高値7060円をつけたあと、エンターテインメント関連株への人気一巡もあって調整している。ただ、好業績期待を背景とした先高感に大きな変化はなく、割高感の薄れた時価水準は狙い場といえよう。 「ニンテンドースイッチ2」の好調な滑り出しで、ビデオゲーム事業が想定を上回って推移している。8月7日に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で同事業の営業利益は5億8500万円(前年同期比64.5%増)と大幅増益で着地。関連アクセサリーやゲームソフトの販売が増加したことも寄与した。同社は当初、「ニンテンドースイッチ2」の発売時期を11月と予測していたが、6月5日に発売され、歴代ハードのなかでも好調な出だしとなったことで恩恵は大。今後は採算性の良いゲームソフトの販売拡大も期待でき、業績に貢献しよう。 また、玩具事業の「一番くじ」やトレカの堅調も継続。アミューズメント事業は出店ペースがややスローだが、それにより利益面ではプラスに働いている。会社側では26年3月期通期業績予想を営業利益で118億円(前期比1.0%増)の従来見通しを据え置いているが、上振れの公算は大きい。調査機関によっては今期の営業利益を140億円強、27年3月期を同160億円前後と見込むところもある。(仁) 出所:MINKABU PRESS